テクノアが主催する製造業向けDX推進見学会の新報告

テクノアの製造業向けDX推進見学会が注目を集める

2025年8月20日、岐阜県岐阜市に本社を置く株式会社テクノアは、同社が主催した『BtoBプラットフォーム受発注 for 製造業見学会』の新たな開催レポートを発表しました。この見学会は、岡山県岡山市の株式会社フジワラテクノアートを訪れ、そこでのデジタルトランスフォーメーション（DX）の取組や最新のWeb受発注システムの成功事例、多機能な生産管理システムの導入効果を発表することを目的としています。

見学会の概要と目的

今回の見学会では、テクノア製品を実際に運用している企業からの声を直接聞くことができる貴重な機会が提供されました。参加者は、業種や業態が近い他社の成功事例を学び、システムの運用状況や実際の効果、そして現在直面している課題についての現場のリアルな体験を聞くことができました。

Web受発注システム『BtoBプラットフォーム受発注 for 製造業』の特徴

『BtoBプラットフォーム受発注 for 製造業』は、製造業界に特化して発注と受注業務を電子化し、これによりペーパーレスでの取引を実現しました。これにより、通信費の削減や人為的ミスの低減が期待でき、リアルタイムでの状況管理も可能となります。さらに、効率的な情報共有を促進し、業務全体のスマート化を図る優れたシステムです。

生産管理システム『TECHS-S』の導入効果

『TECHS-S』は個別受注型の機械や装置業者向けに設計された生産管理システムで、受注から出荷までを一元管理しています。このシステムによる業務効率の向上や蓄積データの活用は、企業の経営力を強化するために非常に役立つと評価されています。具体的には、品質向上、コスト削減、納期短縮を実現することが可能です。

フジワラテクノアートの取り組みとその意義

見学会の訪問先である株式会社フジワラテクノアートは、1933年に設立されて以来、醸造機械などの設計や製造を行っています。この企業では、職人の経験をデータ化することで高度な製造プロセスを実現し、品質の再現性を高めてきました。
DX推進においても注目されており、2023年には経済産業省DXセレクションでグランプリを受賞するなど、その取り組みは広く評価されています。

見学会の成果と参加者の反響

今回の見学会には18社から35名の参加者が集まり、フジワラテクノアートのデジタル戦略について熱心に学びました。特筆すべきは、DX推進委員会が現状の業務を可視化し、100項目以上の課題を洗い出している点です。また、テクノア製品導入後には発注工数が月400時間も削減されたとの具体例も報告されました。

質疑応答の場では、「システム導入の実体験を通じての苦労や成功例が聞けて非常にためになった」という声が多く寄せられました。工場内の整理整頓やモニターを活用した社内掲示板の使用法についても、多くの参考意見が出されました。