デジタル薬局の未来
2021-02-05 15:00:06

デジタル薬局コンソーシアム設立で調剤薬局の未来が変わる!

デジタル薬局コンソーシアム設立の背景



ファーマシフトが、調剤薬局のデジタル化を図るため、「デジタル薬局コンソーシアム」を結成しました。このコンソーシアムは、新しい医薬プラットフォームを創造するための取り組みの一環であり、株式会社オプトとの合弁会社として設立されました。デジタル時代において、患者との新しいコミュニケーションツールが求められる中、ファーマシフトはLINE公式アカウントを活用した「かかりつけ薬局化支援サービス」を開発しました。

かかりつけ薬局化支援サービスとは



「かかりつけ薬局化支援サービス」は、患者と薬局がLINEを通じてつながるためのサービスです。このシステムを利用することで、患者は自分が利用している多くの薬局の管理が可能になり、服薬情報を一元管理することができます。つまり、患者自身が自分の服薬情報を把握しやすくなり、薬局としても患者に対するフォローアップがしやすくなるのです。

コンソーシアム参画企業とその目的



今回のコンソーシアムには、すでに7社、750店舗が参加決定しており、全ての参加店舗で本サービスの導入が合意されています。デジタル薬局コンソーシアムは、サービスを3月以降に順次導入し、全国の薬局への普及を進めます。また、店舗網を活用した新規事業の開発も視野に入れており、薬局業界全体でのデジタル化を進めていく計画です。

課題解決に向けた新たな提案



最近の薬局が求められるのは、単なる商品販売ではなく、患者との関係構築です。薬機法の改正により、薬局には「かかりつけ薬局」としての機能を強化する義務があります。このような変化を背景に、ファーマシフトは新たなサービスを開発しました。直接的な対面や電話からの情報提供だけでなく、より迅速で効率的な情報伝達手段を導入する必要があると認識されているからです。

主な機能



このサービスの主な機能には、以下のようなものがあります:
1. トーク機能: 利用者はリッチメニューから様々な機能が利用可能です。
2. 処方箋送信: 患者は病院から受け取った処方箋を簡単にLINEで送信できます。
3. 問診機能: 紙の問診表を廃止し、患者自身が携帯で回答できるシステムを構築しました。

特に、来局者の登録率は高く、テスト導入を行った10店舗では、約3人に1人がLINE公式アカウントの友だち登録を行う結果が得られています。2021年1月末現在では、登録者数は5,000名を超えるまでに増加しました。

今後の展望



ファーマシフトは、このデジタル薬局化支援サービスを全国の薬局で展開し、業界共通のプラットフォームとして成長させることを目指しています。具体的には、2023年末までに15,000店舗で本サービスを利用できるように事業を進めていく計画です。これにより、薬局がより効率的に患者と向き合える環境が整うでしょう。

企業情報



特に注目されるのは、ファーマシフト、メディカルシステムネットワーク、オプトの3社が共同で進めているこの取り組みです。デジタルマーケティングに強みを持つオプトが参入することで、薬局に新しい価値を提供することが期待されています。デジタル化が進むことで、薬局の業務の効率化だけではなく、患者にとっても新たな医療サービスが生まれる可能性が高まるでしょう。これまでの福祉や医療の枠組みを超えた新しい価値を生活にもたらすことが期待されています。

会社情報

会社名
株式会社メディカルシステムネットワーク
住所
北海道札幌市中央区北十条西二十四丁目3AKKビル6F
電話番号
011-612-1069

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