リゾート物件価格上昇
2025-07-11 11:31:50

2025年のリゾート地物件価格急上昇の理由とは?

リゾート地物件の価格上昇背景を探る



不動産情報サービスのLIFULLが実施した調査によれば、リゾート地の物件価格が急速に上昇している様子が明らかになりました。特に神奈川県の湯河原や静岡県の熱海が注目されており、背景には様々な要因があります。

湯河原:リゾート目的の需要が増加



湯河原は、東京からのアクセスが良く、温泉地として知られています。このエリアでは、2025年の中古物件の価格が2019年と比べて148.3%増加しており、2,096万円から3,107万円へと跳ね上がったとのことです。近年、テレワークの普及に伴い、郊外への転居を希望するファミリー層が増えており、実需による購入が活発化しています。

特に、湯河原の平坦な土地と、豊かな自然環境は、東京・横浜エリアの高騰する住宅価格に対抗できる魅力があります。住みたい街ランキングでもその順位が急上昇しており、現在は第6位まで昇りつめています。これにより、セカンドハウス需要に加え、実際に家族が住むための需要も増加し、物件のお問い合わせが目立つようになりました。

ただし、反響価格は2019年以降ほぼ横ばいで、住宅購入希望者の価格帯は2,000万円台半ばを中心にしているため、リフォームやリノベーションを前提にしても比較的手頃な部類に属しています。

熱海:観光地としての復活



一方、熱海も注目に値します。こちらの物件価格は、2025年には2019年対比で114.6%の上昇が見込まれています。特に中古一戸建ての上昇率が高く、119.9%という数字を記録しています。

コロナ禍の影響で一時は観光需要が低迷していたものの、最近ではインバウンド需要が回復し、再び観光客が戻ってきています。熱海は新幹線で東京に近いというアクセスの良さを持ち、セカンドハウスやリタイア後の住まいとして選ばれ続けています。

眠っていたマンションも再び注目され、特に熱海駅周辺はマンション開発が進行中です。価格は約2,500万円前後で安定しており、反響価格も1,000万円台をウロウロしており、需要と供給のバランスが取れているエリアと言えます。

越後湯沢の現状



新潟県の越後湯沢に目を向けると、こちらもまた興味深い状況が見受けられます。スキーリゾートとして知られ、2025年の中古マンションの掲載価格は、2019年と比べ168.5%増加しています。これも観光需要の変化に起因するもので、近年の混雑具合から物件の購入を検討する人が増えています。

まとめ



リゾート地の物件価格上昇は、さまざまな要因が絡み合っていると言えます。特に、東京に通勤可能な立地にある物件は、テレワークの普及や準備された生活スタイルの変化によって、これからも需要が増加する可能性があります。湯河原、熱海、越後湯沢といった場所は、今後の不動産市場においても重要な指標となるでしょう。


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株式会社LIFULL
住所
東京都千代田区麹町1-4-4
電話番号
03-6774-1600

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