業務自動化の新たな時代へ
2026年9月3日、弁護士ドットコムとWorkatoが提携し、電子契約サービス「クラウドサイン」に新たなオプションサービス「クラウドサイン 連携コネクタ」が加わりました。この新機能により、ユーザーはノーコードで他のSaaSや社内システムとの連携フローを容易に構築できるようになり、契約業務の効率化が期待されています。
電子契約普及に伴う課題
電子契約の浸透が進む中、契約の前後にある業務、例えば顧客情報の転記や書類のクラウドストレージへの格納、承認フローの管理などは、これまで手作業に頼る部分が多く、業務のデジタル化を推進する上での障壁となっていました。この結果、多くのクラウドサインのユーザーは、他のSaaSとの連携を希望しながらも、エンジニアリングのスキルや開発コストが壁となり、思うように進められない現状がありました。
ノーコードでの業務連携が可能に
そこで、弁護士ドットコムはWorkatoのEmbeddedライセンスを導入し、「クラウドサイン 連携コネクタ」のサービスをスタートしました。新しい機能の主な特徴は、ノーコードで他のSaaSや社内システムとの連携フローを構築できるという点です。これにより、エンジニアリングの専門知識がなくても、ユーザーは必要な連携フローをその場で設定し、すぐに運用することが可能になります。
特に、月額10,000円という手頃な価格でスモールスタートできるため、小規模な企業でも導入に踏み切りやすくなっています。さらに、Box連携などの汎用テンプレートが標準で提供され、設定を行うだけで即座に運用を開始できるのも魅力です。
自動化が可能な業務例
具体的な自動化の事例としては、契約締結後の書類を自動で指定したドライブに保存したり、未締結の書類に対して自動でリマインド通知を送ることが挙げられます。また、Google Formで取得した契約情報をもとに、自動的に契約書を作成し、クラウドサインで送信することも可能です。これにより、業務の省力化が実現され、業務プロセス全体の迅速化が期待されます。
AIエージェントが契約業務をサポート
Workatoが2025年10月に発表予定の「Workato Enterprise MCP」は、AIエージェントが業務を自律的に実行できる基盤を提供します。この新技術により、AIエージェントは、契約業務をエンドツーエンドで自動化し、業務のさらなる効率化が図れるとされています。
各社のコメント
弁護士ドットコムのクラウドサイン事業本部 部長、鵜澤尚弘氏は「ユーザーからの要望に応えるべく、Workatoを採用した理由は圧倒的なコネクター数と容易に実装できる点にあります」と述べています。これにより、クラウドサインのユーザーが自ら業務フローを構築できる体験を提供できると確信しています。
一方で、Workato株式会社の代表取締役社長 アラン・テン氏は「クラウドサインは国内での市場シェアNo.1であり、我々の技術を通じて契約業務のデジタル変革を促進できることを嬉しく思います」と語っています。
まとめ
このように、弁護士ドットコムとWorkatoの提携によって、電子契約サービスの利便性が格段に向上しました。クラウドサインを利用する企業にとって、今後の業務効率化やデジタル変革が期待されます。ますます進化を続けるクラウドサインに注目です。