2025年上半期 東北のふるさと納税人気お礼品ランキング
株式会社さとふるが運営するふるさと納税ポータルサイト「さとふる」にて、2025年上半期の《東北版》ふるさと納税人気お礼品ランキングが発表されました。このランキングは、寄付者からのお礼品申し込みデータに基づいて算出されています。
再び輝く根強い人気のアイテム
まず注目すべきは、ランキングの上位3件が2024年と同じ結果であった点です。1位に選ばれたのは、宮城県気仙沼市の「訳あり 銀鮭 切身 約2kg」。この商品は物価の上昇が続く中でも根強い人気を誇り、全国版ランキングでも6位を獲得しています。銀鮭は、鮭・サーモンカテゴリでは堂々の1位。2023年から2025年の間で、この商品は常に高評価を維持しています。
続いて2位にランクインしたのは「厚切り牛タン塩味1kg」で、岩手県花巻市から提供されているこのお礼品も非常に人気があります。全国ランキングでは8位に位置し、牛タンカテゴリでは首位を獲得。牛タンの美味しさが評価されています。
3位は山形県新庄市からの「令和7年産 はえぬき 精米5kg×2袋」でした。米の食文化が根付いている東北ならではの人気お礼品です。加えて、長引く物価の影響を反映した「訳あり」お礼品が4件もランクインし、寄付者の選択に多様性が見られます。
東北ならではの柔軟なニーズ
昨年の上半期には1件しか存在しなかった訳ありお礼品が、今年は4件にまで増加したことからも、多くの寄付者が物価を意識して選択をしていることが伺えます。また、4位には「まいにちのこめ油1500g×3本」が入っており、毎日の料理に重宝されるアイテムです。物価高が影響する中でも、実用的なお礼品へのニーズが見てとれます。
温泉旅の優待券が好評
感染症の影響が薄らぎ、旅行需要が高まる中、東北の温泉地で利用できる「宿泊補助券」がランキングで高評価を得ています。特に童話のような美しい風景が広がる「銀山温泉」の宿泊補助券が1位に輝き、東北の魅力を存分に楽しめる内容になっています。
このように、ふるさと納税を通じて温泉地優待券や食材が注目され、地域振興にも寄与していることがわかります。食と経験の両面から地域を支えるお礼品が選ばれているのが、東北版ランキングの特徴とも言えます。
2025年のふるさと納税人気お礼品ランキングは、物価高が影響を与えながらも、地元食材の強い支持を維持していることが記された結果となったのです。今後のトレンドに注目が集まります。