シニア層の食事実態
2024-10-31 16:46:13

シニア層の食生活の実態とフレイル予防の意識調査結果

シニア層の食生活調査結果とその意義



最近、株式会社ニッスイが全国のシニア層(50~70歳代)を対象に行った食生活に関する調査結果が発表されました。調査に参加したのは男女600名で、主に食生活の重視点や栄養素、またフレイル(虚弱)の予防意識に焦点を当てています。本記事では、この調査結果を詳しく掘り下げていきます。

食生活で重視されるのは「栄養バランス」



調査結果によると、シニア層は食生活において「栄養バランス」を重視している人が多いことがわかりました。特に、50歳代で約3割、60・70歳代では約4割の人々がこの項目を最も重要視していると回答しています。これは「味・おいしさ」や「価格」に関する意識よりも、健康面を優先していることを示唆しています。特に高齢になるほど、栄養バランスの重要性を強く感じているのでしょう。

意識されている栄養素



調査対象者の中で、約7割は何らかの栄養素を意識して摂っていると話しています。最も多く挙げられたのは「食物繊維」で、次いで「たんぱく質」が続き、約半数の人が意識的に摂取している結果となりました。こちらも興味深い点は、高齢になるほど、栄養素に対する意識が高まるということです。

たんぱく質摂取に対する意識



新たな調査では、たんぱく質を意識的に取る理由が明らかになりました。約7割が「健康維持」を目的とし、続いて「筋肉・筋力の維持」が約6割に達しました。また、摂取方法としては、自宅での食材によって摂ることが多く、サプリメントであるプロテインを利用しているのは約2割に留まりました。残りの5割以上は「興味がない」との結果が出ています。特に興味深いのは、肉や牛乳、魚、大豆製品といった実際の食材から多くの人がたんぱく質を意識的に摂取している点です。

フレイル予防と食事・運動習慣



現在、フレイル予防は高齢者の健康維持の重要なキーワードとされています。調査によると、フレイル予防を目的とした取り組みとして、「バランスの良い食事」や「たんぱく質を取る」ことが上位に挙げられ、その重要性が再確認されました。

運動習慣については、年齢が上がるほど運動する人が増えていますが、筋トレに対する意識は低いことも明らかになりました。特に50代では、運動を「全くしない」と回答した人が約4割を占めましたが、70歳代ではこの割合が低下し、運動の意識は高まっていることがわかります。

ニッスイの取り組みと今後の展望



ニッスイは、スケソウダラから抽出したタンパク質に関する研究を10年以上にわたり行っており、特別な運動を行わずとも「速筋」を増加させる可能性が示されています。この研究に基づき、特に高齢者の生活を支援し、フレイル対策に貢献する製品を今後も展開していく予定です。

結論として、シニア層における栄養バランスやたんぱく質の意識が強まる一方で、運動意識をさらに向上させる必要があることが示唆された今回の調査結果。これからの健康づくりにおいて、食事と運動を両方に取り入れたライフスタイルが重要になると考えられます。


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会社情報

会社名
株式会社ニッスイ
住所
東京都港区西新橋1-3-1西新橋スクェア
電話番号
03-6206-7000

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