ログリーの新たな広告配信の一歩
ログリー株式会社は、同社のディスプレイ広告プラットフォーム『loglyDSP』を『OpenX Market Japan』に接続し、広告配信能力を飛躍的に向上させました。この取り組みにより、月間広告在庫が100億インプレッションを超えるとされ、これまで以上に多くの広告枠を幅広いオーディエンスに届けることが可能になります。
接続による広告配信の拡大
新たな接続が実現することで、広告主は従前から接続がある株式会社adingoが運営するSSP、Fluctと合わせて、約100億のインプレッションを活用できます。これにより、各広告枠の特性や消費者の興味に基づいた、より効果的な広告配信が期待されます。
また、ログリーは今後も未接続のSSPやAd ExchangeへのRTB接続を段階的に進める計画を立てており、さらなる広告効果の向上と最適化が見込まれています。この戦略によって、広告主は消費者の意思を重視した戦略的な広告活動を行うことが可能となります。
loglyDSPの特徴と技術
「loglyDSP」は、Intent Targeting技術をベースに、消費者の行動や嗜好に基づいた広告配信を実現するプラットフォームです。この技術は、自然言語処理や機械学習を活用し、消費者のWeb閲覧履歴から興味を持ちそうなカテゴリやキーワードを推定します。また、広告枠が表示されるメディアのコンテンツを分析して、その広告枠の価値も評価します。
その結果、広告主は消費者の行動とメディアの内容の両方を考慮した、効果的かつ戦略的な広告配信を実現できるのです。これによって、広告主はよりターゲットを絞ったプロモーションを行うことが可能となり、広告効果の最大化が期待されています。
用語解説
本記事内で使用されている用語についても簡単に解説しておきます。
1.
DSP (Demand Side Platform): 広告主が広告在庫の購入や配信を一括管理するためのプラットフォームです。
2.
SSP (Supply Side Platform): 媒体社の収益を最大化するためのプラットフォームです。
3.
RTB (Real Time Bidding): 広告枠のインプレッションごとにリアルタイムで入札を行う手法です。
4.
Ad Exchange: 媒体社やアドネットワークの広告在庫をインプレッション単位で売買できるプラットフォームです。
このように、ログリーの新たな取り組みは、広告主にとってのビジネスチャンスを広げるだけでなく、消費者にとってもより興味のある内容の広告が配信される可能性を高めます。今後の展開に注目が集まります。
企業情報
ログリー株式会社
本社所在地: 東京都中央区築地2-7-12 15山京ビル 6F
設立: 2006年5月30日
資本金: 3200万円
代表者: 吉永浩和
もっと詳しい情報は、
ログリーの公式ウェブサイトをご覧ください。