ワイヤーアート胡蝶蘭レンタルサービス、国内初の廃材活用へ

サクラテックの新しい試み、ワイヤーアート胡蝶蘭のレンタルサービス

サクラテック株式会社が展開する「コチョスク」は、国内初となる廃材を活用したワイヤーアートの胡蝶蘭レンタルサービスです。このサービスは、フラワーロスを削減し、持続可能な社会を目指すという新たな視点から生まれました。大阪府東大阪市に本社を構える同社は、創業85年の歴史を持ち、極厚亜鉛めっき鉄線のパイオニアとして知られています。

「コチョスク」の背景と目的

日本では、お祝いの場で生花の胡蝶蘭を贈呈する習慣がありますが、一般的にそのコストは3万円から5万円程度。生花は管理が難しく、所定の期間で劣化してしまうため、廃棄されることも多いのです。実際には、生花の約30％から40％が市場出回ることも無く廃棄されているとの報告もあり、フラワーロスによる経済的損失は年間で約1500億円に達しています。これに対し、サクラテックは、生産過程で生じる針金の廃材を活用したワイヤーアート胡蝶蘭を提案。これにより、廃棄物の削減とインテリジェントな贈り物の提供を同時に実現します。

コチョスクの仕組みとレンタルサービスの概要

「コチョスク」は、当初関西エリア限定での配送を行っていましたが、多くの反響を受け、全国47都道府県にサービスを拡大しました。このサービスでは、胡蝶蘭をレンタルすることで、贈る側も受け取る側もサスティナブルな意識を共有できます。レンタルの価格は、2週間が20,000円、4週間が35,000円、6週間が45,000円であり、さまざまな色合いが用意されています。

カラーバリエーションの魅力

「コチョスク」が展開するワイヤーアート胡蝶蘭は、パープル、イエロー、ブラック、ピンク、ブルー、ホワイトの6色から選ぶことができます。これにより、贈る相手の好みや企業のコーポレートカラーに合わせた選択が可能となり、贈答のときにブランディング活動としても活用できます。個々の色彩は、長期間にわたって美しさを保つよう工夫されており、高いクオリティを誇ります。

文化の変革を目指す新しいアート形態

サクラテックは、花のギフトを超えて、文化を豊かにし、持続可能な社会づくりに寄与したいと考えています。ワイヤーアートの胡蝶蘭が新たな価値を提供することで、利用者が日本の文化を再認識し、サスティナブルなライフスタイルを楽しむことが期待されています。今後も、こうした取り組みを通じて、地域社会や業界全体の幸福に寄与していく意向です。

結論

サクラテックの「コチョスク」は、廃材を利用したワイヤーアート胡蝶蘭のレンタルサービスによってフラワーロスを削減し、持続可能な社会を築く新しい試みです。これにより、贈る人、受け取る人がともにサステイナブルな意識を持って共有できることを目指しています。今後、この取り組みがさらなる広がりを見せることを期待しています。

公式サイト：コチョスク

公式インスタグラム：コチョスク公式インスタ