アジア地域における「働きがいのある会社」ランキング発表
働きがいのある職場文化がますます重要視される今日、Great Place To Work® Institute(GPTW)が2025年版の「働きがいのある会社」ランキングを発表しました。この調査では、アジア各地で働く750万人の従業員の体験を基に、評価の高い企業が選出されています。
ランキングの背景
2025年版は、アジア・中東地域に特化したもので、これで11回目の発表となります。本ランキングは、320万件を超えるアンケート調査をもとにしており、各国で集められたデータが反映されています。調査対象には、社員の「働きやすさ」と「やりがい」が問われ、職位や雇用形態を問わず全従業員においてポジティブな職場体験が報告されています。選ばれた企業は、アジアの一般的な職場と比べて特に働きがいが高いとされています。
日本企業の受賞状況
今回のランキングでは、大企業部門と中小企業部門の2つのカテゴリーが設けられていますが、特筆すべきはその中に日本企業が47社も選ばれたことです。この結果は、日本企業の優れた職場文化が国際的に評価されている証といえるでしょう。また、ランキングに名を連ねた企業のうち、7社がTOP10には入り、働きがいのある企業として特に高く評価されています。
以下に、日本から選出された企業の一部を紹介します。
大企業部門(500名以上)
1.
Hilton
2.
DHL Express
3.
Marriott International
4.
Cisco
5.
AbbVie(アッヴィ)
6.
DISCO(ディスコ)
7.
Accenture
8.
Stryker(日本ストライカー)
9.
Salesforce(セールスフォース・ジャパン)
10.
HP(日本HP)
中小企業部門(10~499名)
1.
Achievement Corporation(アチーブメント)
2.
Atrae(アトラエ)
3.
Mahalo Inc.(Mahalo)
4.
Event21 Co., Ltd.(イベント21)
5.
Frontier Holdings Co., Ltd.(フロンティアホールディングス)
日本における選出企業の名称は、異なる場合も含まれましたが、いずれも各社が持つ独自の文化や環境が、ランキングに大きく寄与しています。
これらの企業は今後、さらなる成長を遂げるだけでなく、多くの人々にとっての理想的な職場として、さらなる注目を集めることでしょう。
調査の詳細と選考基準
ランキングに選出されるには、まずアジア・中東各国の「働きがいのある会社」ランキングの1つにはランクインしなければなりません。また、選考基準において、企業文化や人事施策に関する厳密な内容のアンケートも行われ、全体的な評価が行われています。
Great Place To Work® Instituteとは
GPTWは、約170か国で年間21,000社以上の働きがいを調査している世界的な調査機関です。企業は、自社の職場環境の改善に向けた情報を得るために、このランキングを利用し、従業員満足度の向上に努めています。日本では、株式会社働きがいのある会社研究所がその運営を行っています。
今後も、アジア地域での働きやすい職場環境作りが進むことを期待しています。