認知症を抱える人が自分らしく暮らす街の実現へ
認知症にかかわる問題は、単に個人の問題にとどまらず、地域全体に影響を及ぼすものです。認定NPO法人じゃんけんぽんが主催する事例発表会では、そんな背景を踏まえ、認知症のある人が住み慣れた地域で自分らしく生活できるための日々の取り組みを共有します。
イベントの概要
この発表会は、介護職員研修や業務改善に力を入れている一般社団法人地域ケア総合研究所の須江祐子氏が基調講演を行います。その後、さまざまな支援事例が発表されます。昨年の成功を受け、今年も地域に根ざした多様な取り組みについて、多くの方に知ってもらう場としています。
第1部:基調講演
時刻:10:30~11:45
講師:須江 祐子氏
テーマ:「思い」と「気づき」と「やっちまえ」があなたを変える。
須江氏は、地域ケア総合研究所の主任研究員として、介護職員の育成や業務改善に携わっており、その経験を活かした力強いメッセージをお届けします。
第2部:事例発表
時刻:13:00~17:00
事例発表では、地域でのさまざまな取り組みが紹介されます。各発表テーマの一端を紹介しますが、発表の順番はまだ決まっていません。最新情報はじゃんけんぽんの公式ホームページで随時公開されます。
地域で高齢者が集う場所として運営されている「つながる農園」では、農福連携を進め、子どもから高齢者まで多世代が一緒に楽しめる活動を行っています。
「ふれあいの居場所 近隣大家族」では、高齢者だけでなく、子どもたちのニーズにも応じた活動が行われています。特に宿題カフェなどの新たな取り組みを発表します。
居住支援法人としての役割を果たすじゃんけんぽんでは、住宅確保要配慮者への支援の事例も紹介され、具体的な取り組みが光ります。
生活の最期までサポートするために、「小規模多機能の家じゃんけんぽん棟高」が食の重要性を語ります。
- - それに加え、認知症の方に対する心温まる支援の実例や、子どもとの関わりを見直す保育士の奮闘など、多岐にわたる事例が発表されます。
地域での支え合い
地域で暮らし、地域で支え合うことが、認知症と向き合う人々にどれほどの意味を持つか、これらの発表を通じて感じていただけると思います。
私たち一人ひとりには、認知症の人たちが笑顔で自分らしい生活を送るためのサポートをする力があります。今回の事例発表会がその一助となることを願っています。
最新情報は認定NPO法人じゃんけんぽんの
公式ホームページで確認できます。