地域共生を目指す移動販売車「うえたん号」の新たな取り組み
千葉県我孫子市と埼玉県川口市で、新たに運行を開始した移動販売車「うえたん号」が地域社会に根ざした重要な役割を果たすことを目指しています。販売開始日はそれぞれ、我孫子市が2024年8月19日、川口市が2024年9月2日となっています。
この移動販売車はウエルシア薬局が運営しており、同社の「サステナビリティ基本方針」に基づき、地域住民の健康や安全を提供するためのインフラとして機能します。ウエルシア薬局は2021年11月にこの方針を策定し、2022年には静岡県島田市で初の移動販売車を導入しました。今回の取り組みで、全国で運行される移動販売車は合計21台、19の自治体に広がります。
「うえたん号」は、高齢者を中心に地域の人々に必要なサービスを提供するため、地元のコミュニティと連携を強化していきます。具体的には、ウエルシア薬局内に設置されている地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」と連携し、巡回販売を通じた地域貢献を目指します。ウエルカフェは、健康増進や福祉、文化活動などに取り組む場として地域社会の課題解決を支援する機能を持っています。
移動販売車「うえたん号」では、食品や生活日用品に加え、化粧品や一般用医薬品も取り扱い、特に第一類医薬品は事前の注文が必要です。また、店舗の薬剤師や管理栄養士とのオンライン健康相談が可能で、住民が気軽に健康について相談できる環境を整えています。加えてクレジットやキャッシュレス決済の導入、公共料金の収納代行サービスといった付加価値提供も行われ、住民の利便性を高めることに努めています。
ウエルシア薬局は、「地域No.1の健康ステーション」の実現を2030年の目標として掲げており、地域の健康増進に貢献できるよう取り組んでいます。移動販売車「うえたん号」の運営は、地域の人々の買い物をより身近に感じられるものとし、コミュニティの活性化を図る重要な一歩となるでしょう。
ウエルシア薬局については、主に調剤併設型ドラッグストアチェーンを運営し、39都道府県に約2,200店舗を展開しています。企業理念「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」を掲げ、多様なニーズに応える商品の提供を行っています。その詳細は
ウエルシア薬局の公式サイトで確認できます。
「うえたん号」が地域共生の一助となり、住民同士の支え合いや、地域の健康づくりを促進する新たなモデルとしての役割を果たすことを期待しています。