名古屋市で自動運転バスの実証実験が行われる
名古屋市では、ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)において、自動運転技術の導入に向けた大規模な実証実験が行われることが発表されました。これに参加するのは愛知県名古屋市に本社を置くアイサンテクノロジー株式会社です。実験の目的は、大型自動運転バスがどの程度の精度で制御され、実用化が可能かを検証することです。
実証実験の概要
この実証実験は、国土交通省が推進する地域公共交通の確保や維持に関する事業費の補助を受けており、2024年12月16日から27日までの期間に行われます。実験地点は名古屋市が管理する守山南部処分場の管理通路で、特にガイドウェイバス専用道のゆとりーとラインの特徴を模した環境でテストされます。
今回の実験では、運転士が同乗した状態で、自動運転レベル2のシステムを用いて、ハンドル操作や加減速などの制御精度をチェックします。さらに、様々な誘導方式を使用し、車両の自己位置の特定を行います。これらの方法には、磁気マーカシステム(GMPPS)、GNSS方式、そして3Dマップによる自己位置推定などが含まれます。
一般市民向けのモニター試乗会
実証実験の一環として、一般市民が参加できるモニター試乗も行われます。モニター試乗は2024年12月24日と25日に実施され、各日5回(10:00、11:00、13:00、14:00、15:00)のスケジュールが組まれています。試乗の所要時間は30~40分程度で、参加者には試乗後にアンケートへの協力もお願いされます。
試乗は志段味スポーツランドを出発し、参加者の駐車場はP4駐車場として提供されます。モニター試乗は先着順で予約が可能で、申し込みは12月10日の午前9時から始まります。
自動運転技術の未来
自動運転技術は、交通の安全性向上や快適性の向上、そして渋滞緩和といった様々な利点を持っています。名古屋市でのこの取り組みは、自動運転バス実現に向けた重要なステップであり、今後の公共交通における革新的な技術の導入が期待されています。
アイサンテクノロジー株式会社のモビリティ・DXビジネスグループへの連絡は、052-950-7500です。詳細については、名古屋市の公式発表やアイサンテクノロジーのウェブサイトで確認できます。
この実証実験が、名古屋市の交通システムを一層進化させることを祈りつつ、参加者の皆様の積極的な応募をお待ちしています!