新しい夏の風物詩、プラネタリウムで楽しむ花火の魅力

プラネタリウムで新しい花火の楽しみ方！

近年、新型コロナウイルスの影響で多くの花火大会が中止となり、伝統ある花火文化が存続の危機に瀕しています。しかし、そんな状況下で誕生したのが「ハナビリウム」です。この新しいコンセプトによる花火体験は、全国のプラネタリウムで楽しむことができ、従来の花火大会とは異なる形で花火の魅力を存分に味わう機会を提供しています。

花火の真下での体験

ハナビリウムでは、花火師にしか許されない「花火の真下」から見上げる体験を実現しています。360度のスクリーンを通じて、約5,000発の実写映像を楽しむことができ、訪れた人々はその迫力に驚かされることでしょう。映像はただ美しいだけでなく、花火の歴史や文化についても触れられる教育的な内容が含まれており、楽しみながら学べる貴重な機会となっています。

子どもたちへの想い

このプロジェクトは特に子ども達に向けて展開されています。主人公である“花火の子ども”ヒバナの成長物語を通じて、花火についての理解を深め、自信を持つことの大切さを伝えています。また、ハナビリウム専用の『ハナビリウム新聞』も制作中で、子ども達が花火に興味を持つきっかけとなるコンテンツが盛りだくさんです。

花火の歴史を紡ぐ

さらに、花火の歴史には「鎮魂・慰霊」「悪疫退散」「平和の象徴」といった大切な物語が詰まっています。花火はただの娯楽ではなく、深いメッセージを持つ文化であることを再認識させられます。そして、今年の夏はこの新しい形の花火体験を通じて、再び多くの人々に花火の魅力を伝えていく努力が続けられています。

全国各地での上映

「ハナビリウム」は全国のプラネタリウムやドーム施設で上映中で、2021年には約14館での上映を予定しています。各地のプラネタリウムでは、コロナ対策を講じつつ、限られたゲストを迎え入れ、満員の空間を避けるよう配慮されています。実際に体験した観客からは「大変満足・満足」と多くの人からいい評価を得ており、心温まる感想が寄せられています。