PolimillがISO 9001:2015認証を取得
生成AIの先駆けであるPolimill株式会社は、品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO 9001:2015」を取得しました。これにより、行政向けの生成AI「QommonsAI」及び市民参加型SNS「Surfvote」の品質管理体制が国際基準に適合していることを示しました。
QMS取得の背景
Polimillは「残せる未来を実現する」という理念のもと、行政や市民が安全に利用できる社会インフラを提供することを目指しています。特に、行政DX(デジタルトランスフォーメーション)やAIの導入が急速に進んでいる現在、サービスの品質や信頼性を求める声は高まる一方です。この認証取得は、行政機関及び市民が安心して頼れる高品質のデジタルサービスを提供するための基盤を確立する意図があります。
認証詳細
- - 認証規格: ISO 9001:2015(品質マネジメントシステム)
- - 認証登録番号: FS 826724
- - 認証登録日: 2025年8月15日
- - 認証機関: BSIグループジャパン株式会社
- - 登録範囲:
- 行政向け業務支援AI・システムの開発・運用
- 市民参加型プラットフォームの企画・開発・運営
- 市民と行政のコミュニケーションプラットフォームの企画・開発・運営
行政向け業務支援AI
Polimillが提供するAIには、「議会対応AI」「公共サービスサポートAI」「社会福祉AI」など、行政業務を効率化するための高機能な生成AIが揃っています。これを利用することで、自治体の特性に応じた業務支援や政策立案が行えるようになります。また、QommonsAIは、共通のUI(QommonsUI)を通じて、多くの自治体間での連携ができ、2026年には1,200自治体規模での展開を目指しています。さらに、災害対応のシミュレーションやヒューマノイドによる共同実験など、公的分野での実装も加速中です。
市民参加型SNSプラットフォーム
一方、Surfvoteは社会問題に関する様々な「イシュー」を定期的に更新し、専門家や大学の仲間たちが提起した課題を誰もが簡単に理解し、意見を持てる場を提供しています。アカウントを作成すれば、自らの意見を投票やコメントとして発信でき、他の利用者と意見を交わすことが可能です。これにより、社会的な対立を煽らず、多様な価値観を持つ人々が共通の考えを見つけ出せる場を目指します。
今後の展望
今回のISO 9001認証の取得に伴い、Polimillは情報セキュリティのISO/IEC 27001にも力を入れ、両面から国際基準を満たした公共サービスの提供を実現します。これからも「QommonsAI」と「Surfvote」を通じて高品質で信頼性のあるサービスを継続的に提供し、AIを活用した安全な社会の実現に取り組みます。創業から4年のPolimillは、これからもデジタル駆動型の社会を目指し、多くの人に利便性を提供する存在であり続けます。