日本情報通信とワークスアプリケーションズの新たなパートナーシップ
NTTグループの日本情報通信株式会社(NI+C)と株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)が、国産ERP「HUE」においてパートナーアライアンス契約を締結しました。これは大手企業向けのERPサービスにおける新しいモデルケースとなります。この提携は、コンサルティングから製品導入、その後の運用支援まで、一貫したサービスを提供することを目的としています。
契約の背景と目的
今回の契約による双方の戦略的な狙いは明確です。日本情報通信は同社のEDIサービスを利用している自動車部品メーカーに、購買管理モジュールの販売を皮切りにします。これを基に、今後は様々なモジュールを提供し、情報システムのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していく計画です。また、WAPはNI+Cとの協力により、HUEの導入時におけるシステム連携の課題を解決し、ERP市場での拡大を目指します。
HUEの特徴
HUEは、これまで2,200社以上の大手企業に導入されてきた実績があります。その特徴はいくつかあります。まず、業務適合率が97%を超える「Fit to Standard」型のERPであり、具体的なニーズに基づいて標準機能が整備されています。また、法改正や業務要件の変更にも容易に対応できるよう、柔軟なアップデートが可能です。
企業両社の意気込み
WAPの外村卓也プロダクトマネジメント本部長は、今回の提携における強みとして、両社の技術やノウハウを最大限に活用し、共に顧客へ提供する課題解決の幅を広げられると語っています。また、NI+Cは「おもひをITでカタチに」をスローガンに、顧客の経営課題解決に貢献することを目指しています。この提携がもたらす新たなビジネス機会に期待が寄せられています。
今後、両社の連携が日本のERP業界にどのような影響を与えるのか、目が離せません。
企業情報
- - 株式会社ワークスアプリケーションズ: 1996年設立の国産ERPベンダーで、革新的なソリューションを提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください。
- - 日本情報通信株式会社: 1985年に設立された企業で、システム開発からクラウド化、運用保守まで多岐にわたるサービスを提供しています。詳細は公式サイトをご覧ください。