電通総研の新技術
2025-10-09 11:53:59

電通総研が生成AIを活用してシステム開発を進化させる新技術を導入

電通総研の新技術でシステム開発が進化



株式会社電通総研は、東京都港区を拠点に、最先端の技術を駆使して企業と社会の進化を支える取り組みを進めています。このたび、同社は生成AIを活用し、システム開発の上流工程を半自動化する独自のAIエージェントを開発し、その本格運用を開始しました。この新技術は、プロジェクトチームが対話を通じて要件定義や基本設計、アーキテクチャ設計を行う際の作業を支援し、システム開発の効率化を図ります。

生産性向上の実績



2025年6月に実施されたAIエージェントの検証では、従来の手法に比べ要件定義や基本設計において30%の生産性向上が確認されました。この成果により、プロジェクトメンバーは従来の開発作業から解放され、システム戦略の策定や顧客とのコミュニケーションといった、より付加価値の高い業務に集中できるようになりました。電通総研は2027年を目標に、全ての新規開発案件にこのAIエージェントを導入する計画です。

背景と課題



社会や顧客のニーズが急激に変化する中、システム開発の現場では、開発工程の迅速化と品質向上が求められています。従来の上流工程では、要件の網羅性や整合性を担保するために高コストが発生し、効率化が課題とされていました。そこで電通総研は、短期間で高品質なシステム開発を実現するために、要件定義から基本設計までを支援するAIエージェントを開発しました。

AIエージェントの特長



新たに開発されたAIエージェントには、以下の特長があります:

1. 対話型の要件定義・設計の自動化
社内プロジェクトマネージャーや業務有識者との対話を通じて、要求を整理し改善提案を行います。これにより、自社の専門知識を活かしつつ、要件定義や基本設計を高品質かつ自動的に進めることが可能になります。

2. 設計情報の蓄積と継続利用
各案件の設計情報を内部データベースに蓄積し、案件のライフサイクル全体で継続的に利用することができます。この機能により、必要なときに要件定義書や設計書をすぐに出力でき、プロジェクトメンバーはAIエージェントに対してさまざまな設計作業を依頼することができます。

3. 仕様変更時の自動更新と品質維持
仕様変更が生じた際にも、AIエージェントが影響範囲や修正案を提示し、適切に設計書を修正します。これにより、手動編集による抜け漏れのリスクを減らし、上流成果物およびシステム全体の品質を確保します。

未来への展望



電通総研は、今後もAIエージェントの機能強化に努め、同社が開発する企業向けChatGPTソリューション「Know Narrator」との連携を推進します。これにより、AI技術のさまざまな業務領域への応用を加速させ、大幅な生産性向上と品質改善を目指しています。テクノロジーとともに進化する電通総研に、今後の目が離せません。

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電通総研は、「HUMANOLOGY for the future」を企業ビジョンに掲げ、システムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクの機能を融合させ、企業、官庁、自治体と共により良い社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。


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会社情報

会社名
株式会社電通総研
住所
東京都港区港南2−17−1
電話番号
03-6713-6100

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