はじめに
最近、世界的に食料廃棄物の問題が取り上げられている中、日本国内でも年間620万トンの食品が廃棄されています。この状況を受けて、グラウクス株式会社は、社会貢献を目的としたフードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI.jp」を運営しています。今回は、同社がエスプールロジスティクスと業務提携し、余剰在庫の有効活用を推進する新たな施策について詳しく解説します。
1. 業務提携の背景
日本では、食品ロスが喫緊の課題となっています。特にEC通販業界では、出荷に至らない食品や商品の多くが廃棄されており、余剰在庫の管理が重要なホットトピックとなっています。その中で、グラウクスは「KURADASHI.jp」を通じて、企業と消費者の架け橋となり、食品ロスを削減するための新しい取り組みを開始したのです。
2. 提携内容の詳細
「KURADASHI.jp」は、賞味期限が近い商品や販売終了商品の特別価格での提供を行っています。これにより、顧客は品質の高い商品を安価で購入でき、その購入金の一部が社会貢献活動に使われる仕組みです。この仕組みにより、消費者は自分の選択が社会に良い影響を与えることを実感できます。
一方、エスプールロジスティクスは、越境ECを支援する通販商品発送代行サービスを提供しており、現在200社以上の顧客を抱えています。今回の提携により、エスプールロジスティクスの顧客企業は、余剰在庫を「KURADASHI.jp」に出品し、直接発送を行うことが可能になります。これにより、送付コストを削減しつつ、在庫の有効活用促進に繋がります。
3. 社会的意義
この業務提携の最大の目的は、食品ロスの削減に貢献しながら、社会的な問題解決に寄与することです。消費者は安価で商品を得られ、同時に社会貢献もできるという一石二鳥の取り組みは、ますます注目を集めています。また、企業側も余剰在庫を無駄にすることなく、効率的に資源を活用できるため、経済的メリットも享受できます。
4. 企業概要
グラウクス株式会社は、東京都品川区に位置し、2014年に設立されました。社会貢献フードシェアリングプラットフォーム「KURADASHI.jp」を運営しており、CEOの関藤竜也氏が代表を務めています。
エスプールロジスティクスは、東京都千代田区に本社を置く企業で、2013年に設立されました。ネット通販の発送代行サービスを手掛けており、社長は小林正憲氏です。
5. 今後の展望
今後、グラウクスとエスプールロジスティクスは、さらなるフードシェアリングの推進や、食品ロス削減に向けた新たなプロジェクトを次々に展開する予定です。社会全体がこの取り組みに注目し、積極的に参加することで、持続可能な社会の形成が期待されます。
お問い合わせ
本件についての詳細は、グラウクス株式会社の広報担当、富田(トミタ)までご連絡ください。
TEL:03-5333-2966
E-mail:
[email protected]