現代アートとスイーツが交わる場所「SWEETS MEETS ART」
2023年、視覚と味覚の境界を超えた新プロジェクト「SWEETS MEETS ART」が始まります。このプロジェクトは、バターサンドの専門店「PRESS BUTTER SAND」がアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」と共に展開していきます。
「PRESS BUTTER SAND」とは、2017年に東京駅の構内にて誕生した人気のバターサンド専門店です。高品質なバタークリームとバターキャラメルをサクサクのクッキー生地に挟んだその商品は、まさに至福の味わい。今や全国各地に店舗を展開し、海外にも力を入れています。特に注目すべきは、「PRESS BUTTER SAND GALLERY」というプレミアムシリーズで、ここでは感性を刺激するための実験的なお菓子が生まれています。このシリーズのバターサンドは、正方形の形に仕立てられたキャンバスであり、アーティストたちの創造力が自由に発揮されています。
プロジェクトの背景と意図
「SWEETS MEETS ART」は全4回にわたり、若手アーティストたちによるアートをパッケージデザインに取り入れ、バターサンドの味を表現するプロジェクトです。このコラボレーションにより、アートを通して五感の交差点を作り出すことを目指しています。アーティストたちは実際にバターサンドを味わい、その感想や印象をアートとして具現化します。
このプロジェクトの狙いは、「クロスモーダル現象」―視覚、食感、聴覚、嗅覚、味覚といった五つの感覚が相互に影響し合うことで、一層深い感動体験を生み出すことです。この新しいお菓子体験は、食べるだけでなく、目で楽しむことにも重を置いています。
参加アーティストの紹介
プロジェクトには4人の若手アーティストが参画します。
1. nico ito
1996年生まれのビジュアルアーティストで、未来的かつレトロな視点から“存在しない世界”をテーマに作品を展開しています。
2. 島田萌
東京藝術大学を卒業した彼女は、卓越した描画力を持ち、油彩の深い発色をデジタルツールと組み合わせることで現代的なリアルさを引き出します。
3. 中村桃子
彼女は生き物のような花や無表情な女性をモチーフに、装画や雑誌など幅広いメディアで活躍しています。
4. 奥村彰一
伝統的な日本画の技法を用い、Instagram時代の情報社会におけるトロピカルな理想郷像を描き出しています。
この多彩なラインナップのアーティストたちは、それぞれ異なる視点でバターサンドの魅力を引き出します。作品を通して、お客様の感性を刺激し、心に響かせる体験を提供することが彼らの目指すところです。
プロジェクトへの期待
「PRESS BUTTER SAND」のブランドマネージャーである後藤理絵氏は、「おいしさの次にデザインが大事」というポリシーの下、この挑戦に胸を高鳴らせています。アーティストたちが創り出す作品とともに、食の楽しみを幅広い層に届けることが期待されています。
また、プロジェクト担当の大山修平氏も「挑戦」をテーマにしたこのコラボレーションに大きな意義を見出しており、今までにないユニークな体験をお客様に提供することを目指しています。
この「SWEETS MEETS ART」プロジェクトは、アートと食の新たな関係を模索する試みであり、多くの人に楽しんでもらえるものになることでしょう。この新しいお菓子体験は、あなたの五感を刺激し、喜びを与えることでしょう。