隅田川で魚の大量死が発生!原因は不明、水質検査では異常なし
東京都は7月10日、隅田川で大量の魚が死んでいるのが確認されたと発表しました。
発生場所は桜橋から両国橋にかけての区間で、コノシロなど約1000匹の魚が死んでいるのが確認されました。環境局と建設局が現地調査を行った結果、新たな死魚は確認されていません。
環境局が実施した水質検査では、シアンなどの毒物は検出されませんでした。水温は28.5℃、pHは6.9、溶存酸素量は8.6ミリグラム/リットルと、いずれも環境基準値を満たしていました。
魚のへい死の原因は現在も調査中ですが、水質汚染によるものではない可能性が高いとされています。今後、水質分析や魚の死骸の分析などを行い、原因を特定していく予定です。
隅田川では過去にも魚のへい死が発生しており、原因は水質汚染や水温の上昇、酸欠など様々です。今回の魚のへい死が、これらの要因によって発生したのか、それとも別の要因によるものなのか、今後の調査結果が注目されます。