プロジェクトの紹介
近年、スリランカの子どもたちをデング熱から守るため、日本の虫除け文化を活かした「AMIDOプロジェクト」が始まりました。本プロジェクトは2025年12月から2026年1月にかけてクラウドファンディングを実施し、多くの支援を受けることができました。支援者の皆様のおかげで、現地での活動が現実のものとなり、医療機関への導入が順調に進んでいます。
現地の医療状況
スリランカでは多くの医療機関が国立で、国民は無料で医療サービスを受けられますが、患者数が常に多く、特にデング熱が流行する時期には医療体制が逼迫します。私たちが訪れたクルネーガラ・ティーチング・ホスピタルでは、病室に入りきれない患者たちが廊下にあふれ、救急医療の負担が大きい現状がありました。特に子ども病棟では、苦しむ子どもたちの声が響き、私たちはこの状況を何とか改善する必要を痛感しました。
課題と対応
AMIDOの導入に向けて、私たちは現地の医療環境や建物の老朽化といった課題に直面しました。そこで、壁に取り付けることができない場合は木枠を使用して設置する方法を模索しました。しかし、日本での常識が通用しない現地での作業は簡単ではなく、心が折れそうになることも多々ありました。それでも、プロジェクトを進めるためには入念な準備が重要であることを痛感しました。
保健省との連携
活動の中で特に大きな成果を上げたのがスリランカ保健省との連携です。国立病院が多いスリランカでは、行政の理解と協力が不可欠です。私たちの説明に耳を傾けてもらい、AMIDOの導入に対する期待を寄せられました。これにより、さらなる支援や資料の提供を受けることができ、プロジェクトの将来性も大きく開けました。
段階的な導入
現地での調整の結果、すべての設置に許可が降りるには予想以上の時間がかかることがわかりました。病院側の意向を受け、まずは一部の試験導入から始め、その結果をもとに段階的に改良していく方針を決定しました。このように、時間がかかることは予想外でしたが、迅速に試験運用を開始しました。
現在の進捗と未来へ
現在、AMIDOの設置は完了し、現地の看護師からも実用性について好評を得ています。試験導入の結果を踏まえ、さらなる設置の拡大を目指すとともに、効果検証も進めています。私たちは、現地医療機関や行政との連携基盤が整ったことを大きな前進と捉えています。
今後も引き続き活動を続け、スリランカの子どもたちをデング熱から守るため尽力していく所存です。最後に、プロジェクトを支えてくださった全ての皆様に、心から感謝の意を表します。今後とも温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。