野沢温泉村で始まる新たな観光プロジェクト
長野県野沢温泉村では、2025年12月25日から新たな観光促進プロジェクトが始まります。JR東日本、株式会社ビーマップ、および一般社団法人野沢温泉マウンテンリゾート観光局の共同によるこのプロジェクトは、無線LANを利用した実証実験「いつでも訪れたくなる街野沢温泉」です。
プロジェクトの目的
この実証実験では、OpenRoaming(オープンローミング)という国際的な無線LANローミング技術を活用し、Wi-Fiに接続した際のタイミングで観光情報をプッシュ通知で提供します。これにより、訪問者が自然に地域の魅力に気づき、再度訪れたくなる体験を促進します。また、安全で快適なWi-Fi環境を整えることによって、地域住民や旅行者の利便性も向上し、より良い社会の実現を目指します。
実施内容とポイント
実験は、以下の設置箇所で行われます:
1. 野沢温泉スキー場長坂駅
2. 野沢温泉スキー場レストハウスやまびこ
3. 野沢温泉村大湯通り(旅館組合)
4. 野沢温泉村中央ターミナル
5. 飯山駅(2026年1月中旬より可用予定)
訪れた方は、Wi-Fi接続後に、季節ごとのイベントや観光スポットに関する情報を受け取ることができます。特に「グリーンシーズン」には、春・夏・秋の魅力ある観光ルートに沿った情報を届け、訪問者に新たな発見を提供することを目指しています。
利用者とアンケート
また、プロジェクト利用者には、実証前後にアンケートに協力してもらい、サービスの向上に役立てる予定です。利用者が実際に体験したことを基に、より良い次回へとつなげる取り組みも行います。
ユーザ登録と接続の流れ
OpenRoamingを利用するためには、一度のプロファイル取得(ユーザ登録)が必要です。日本語及び英語の登録用URLが用意されており、提供情報は利用者のもとに直接届きます。
この新たな試みが、野沢温泉村に訪れる人々にとって、より魅力的なスポットになることを期待しています。居心地の良いWi-Fi環境の提供を通じて、観光業の振興も一層進むことでしょう。観光地としての野沢温泉が持つ、その本来の魅力を存分にお楽しみください。