IPテクノサービスとジューレックスが提携し節電ソリューションを展開

IPテクノサービスとジューレックスの提携で進化する節電ソリューション

2023年、株式会社IPテクノサービスとジューレックス株式会社が提携し、企業向けの消費電力管理ソリューションを共同で展開することを発表しました。両社は、企業のグリーンIT化を支援し、環境に優しい事業展開を目指しています。

提携の背景と目的

今回の提携により、ジューレックスが提供するJouleX Energy Manager（JEM）がIPテクノサービスに導入されます。JEMはPCやサーバー、ネットワーク機器など、すべてのICT機器の消費電力をリアルタイムで可視化し、分析・制御する能力を持っています。これにより、企業は消費電力を総合的に削減し、電力コストの低減を実現することが可能になります。

この取り組みは、特に原発の運転停止や電力料金の値上げが課題となっている現在、企業において節電対策が急務となっていることを背景としています。従来のビルファシリティ対策に加え、IT機器に対する電力削減手段が求められていますが、JEMを活用することで、その状況が一変します。

セミナーの開催

提携の発表に伴い、両社は7月10日に「企業における電力マネジメントの現状と課題、解決のソリューションについて」と題したセミナーを共催しました。セミナーでは、開発された消費電力管理ソリューションJEMの具体的な機能や導入事例などが紹介され、業界関係者から高い関心が寄せられました。

JEMの特長

JEMは、エージェントソフトウェアを必要とせず、特別な設置も不要なため、容易に導入できます。また、特許申請中の技術を取り入れており、ユーザーのITインフラを大きく変えることなく統合的な電力マネジメントが可能です。そして、世界中の150社以上の企業で実績があることが、その信頼性を高める要因となっています。