株式会社Visbanが産学連携プログラムに採択、ミリ波通信技術の社会実装を加速

株式会社Visbanが選ばれた理由とミリ波通信技術の未来

東京都が実施する「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業（TOKYO SUTEAM）」の一環として、株式会社Visban（東京都文京区）が「スタートアップ×大学産学連携促進プログラム」に採択されました。このプログラムは、先進的な技術を持つスタートアップと大学との協力を促進し、社会実装の加速を目的としています。

環境の整備とスタートアップの強化

この取り組みは、東京のスタートアップエコシステムを強化するために、さまざまな支援者同士のネットワークを結びつけるものです。東京が持つ豊富なリソースを活用し、スタートアップの創出と成長を加速することが目指されています。多様な支援者が連携することで、より多くの革新的技術が社会に実装されることが期待されます。

超高速・低遅延な通信の実現

株式会社Visbanは、ガラス基板を使用した独自のRFデバイスと、AIを駆使したV-Meshメッシュネットワークを基盤に、次世代のミリ波通信インフラを開発しています。この技術は、超高速で低遅延かつコスト削減を実現し、リアルタイム映像、ホログラフィックAR/VR/XR、さらには遠隔手術など、幅広い応用が可能です。特に、これまで高価な設備が必要だった多くの用途に対し、低コストで信頼性の高い通信ネットワークを提供できることが特徴です。

産学連携で加速する技術の進展

今回のプログラムへの採択を契機に、Visbanは日本の大学との協力を一層深め、実証実験や技術検証を進めていく方針です。大学との連携を通じて新たな知見を得ることで、次世代の無線通信インフラの実装を一歩前進させることが期待されています。今後、Visbanの技術がどのように社会に浸透していくのか、その動向が注目されます。

会社概要と今後の展望

株式会社Visbanは、東京都文京区本郷7-3-1に拠点を持ち、代表取締役のエスビー・チャーが舵を取っています。公式ウェブサイトでは、同社のテクノロジーに関する詳細情報が掲載されており、今後の動向についても随時更新されています。「誰もがつながる未来へ」というビジョンのもと、Visbanは次世代通信技術の普及に尽力し続けます。これからの展開にも期待が高まります。