市民に伝わる自治体のホームページ運用法
栃木県真岡市が主催するウェビナー『リニューアルだけじゃダメ!市民に伝わるホームページ運用とは?』が、2025年5月26日14時から開催される。このウェビナーでは、自治体ホームページの重要性とその改善方法について、現役の市役所職員が実際の取り組みを交えて解説を行う。
背景:自治体ホームページの重要性
2023年の総務省の調査によれば、個人のインターネット利用率は86.2%に達する。また、地域住民にとって、行政情報や福祉、防災に関する情報は、生活に欠かせない内容であり、自治体のホームページはそれを担う重要な役割を果たしている。しかし、ただホームページを作成したりリニューアルしたりするだけでは不十分だという現実がある。
多くの自治体職員が「住民に情報を届かせたい」と願いながらも、一方的な情報発信になってしまっているケースが散見される。リニューアルにより外観が変わっても、肝心の情報伝達機能は向上していないことが多い。これに対処するためには、定期的なアクセス解析などを通じてPDCAサイクルを確立し、真に市民目線での改善を行うことが求められる。
ウェビナーの目的と内容
本ウェビナーでは、栃木県真岡市の職員が、自身の経験を基に「わかりやすいホームページとは何か」という問いに対する答えを提示する。真岡市が実施したリニューアルの経緯やその成果、さらに今後の改善計画について貴重なインサイトが得られる。参加者は「わかりにくいページをどう改善すればよいのか」など、具体的な相談を行い、専門家からのアドバイスを受けられる機会も設けられている。
誰が参加するべきか
このウェビナーは、自治体のホームページ運営に関わる職員、特にページ作成や情報発信に関心をもつ方々にとって、理想的な学びの場だといえる。住民からのフィードバックに悩む担当者や、アクセス数を増やしたいと考える方々にも最適です。自らの業務を振り返りながら、効果的に情報を届けるためのヒントを得る機会となるだろう。
申込方法と開催概要
ウェビナーの参加は無料であり、定員は500名。対象は自治体職員限定で、申し込みは公式サイトを通じて行うことができる。参加を希望する方は、事前に自らの悩みや疑問を記入することで、より実践的なアドバイスが受けられるチャンスもある。
登壇者の紹介
登壇者には、真岡市の橋本佳氏が登場。市役所で多様な業務に携わってきた経験を活かし、ホームページ改善における真岡市の挑戦を語る。また、sembear合同会社のコンサルタント東飛行氏も、全国の自治体の情報発信支援を行ってきた豊富な知識をもとに、実践的な知識を提供する。
このイベントを通じて、自治体ホームページをよりわかりやすく、アクセスしやすいものに変えていくためのノウハウを学ぶチャンスを逃さぬよう、ぜひオフィシャルサイトから申し込みを検討してみてはいかがだろうか。ウェビナーが終わった後も、参加者は持ち帰った情報をもとに、各自治体での具体的な改善策に取り組むことが期待される。