新たな技術アドバイザー就任でPlanet Saversが突き進む次世代CO2回収技術
東京大学発のDirect Air Capture(DAC)スタートアップ、Planet Savers株式会社が国際的な専門家を迎え、新しい挑戦を開始しました。創業からわずか数ヶ月で、技術開発に注力する体制を強化するため、世界最大のDACスタートアップであるClimeworksの元CTO、カルロス・ヘルテル氏がアドバイザーに就任しました。さらに、宇宙事業の専門家でもある小林裕亮氏がリード・エンジニアとして参加したことで、技術開発のスピードと精度に期待が寄せられています。
Planet Saversのビジョン
Planet Saversは、2050年までに年間1ギガトンのCO₂を回収するというビジョンを掲げています。この壮大な目標を達成するためには、革新的な吸着材の開発と、その吸着材に最適化されたCO₂回収装置が必要不可欠です。彼らは、大気中のCO₂を直接回収し、地球環境改善に貢献することを目指しています。
新たな仲間、カルロス・ヘルテル氏
カルロス・ヘルテル氏は、DAC技術の第一人者として長年の経験を持ち、Climeworksでの成功を収めた実績があります。彼の注力により、Planet Saversは技術革新を加速させ、グローバルな市場での競争力を高めることが期待されます。ヘルテル氏は就任にあたり、「Planet Saversのチームと共に、持続可能な未来に向けた意味のある一歩を進めることを楽しみにしている」とコメントしています。
小林裕亮氏の参画
さらに、宇宙デブリ除去に取り組む株式会社アストロスケールでVPを務めた小林裕亮氏も新たに参加しました。彼は、宇宙におけるシステムエンジニアリングの経験を活かし、DAC装置の開発に注力します。小林氏は「気候変動という喫緊の課題に挑むこの機会に胸が高鳴っている」と語り、チーム一丸で実用的なDACシステムを世に送り出す意気込みを示しました。
Planet SaversのMeaning
Planet Saversは、DAC技術の商用化を目指し、革新的吸着材の研究と開発を進めています。この技術は、CO₂排出量のネットゼロを実現するための鍵とされています。しかし、現状のDACコストは高いため、彼らはコスト削減を目的とした新しい技術を迅速に確立する必要があります。理論的には、これによりCO₂の回収コストを$100/t-CO₂にまで下げることが可能と期待されています。
採用情報
Planet Saversでは事業開発や技術開発に取り組む仲間を広く募集中です。今回のアドバイザーやリードエンジニアの就任は、彼らのビジョンを実現するための基盤を強化するものであり、将来に期待が高まっています。興味のある方は、
Planet Saversキャリアサイトをご覧ください。
企業概要
Planet Saversは、2050年にCO₂排出量をネットゼロにするための具体的な解決策を提供することを目指すスタートアップです。技術と革新を融合させ、持続可能な未来を築くための挑戦を続けています。
- - 名称: Planet Savers株式会社
- - 所在地: 東京都渋谷区神宮前6-23-4
- - 代表者: 池上京
- - 設立: 2023年7月
- - URL: 公式サイト