新刊『PLURALITY』登場
2025-05-02 12:47:45

オードリー・タンとE・グレン・ワイルの新刊『PLURALITY』がついに日本語版で登場!

新刊『PLURALITY』が日本語版で発売



サイボウズ株式会社が販売する「サイボウズ式ブックス」から、台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏とマイクロソフトのE・グレン・ワイル氏による著作『PLURALITY(プルラリティ)対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』が、2025年5月2日に発売されました。この書籍は、米TIME誌でも取り上げられ、多くの関心を集めています。

書籍の概要



この新刊は、タッグを組んだ著者たちの豊富な知見に基づいて、現代社会の様々な課題に立ち向かうための新たなビジョンを提案しています。特に日本社会が直面している少子高齢化や多様化の問題に対し、著者はプルラリティという概念を通じて解決策を模索しています。プルラリティは「多様性」を意味し、単一の視点ではなく、多元的な考え方が共存する社会を目指します。

著作はA5サイズで、624ページというボリューム。定価は3,000円(税別)です。また、翻訳は『21世紀の資本』の訳者としても知られる山形浩生氏が担当し、解説は『なめらかな社会とその敵』の著者である鈴木健氏が執筆しました。

現代社会における課題とプルラリティの理念



台灣でのデジタル民主主義を推し進めたオードリー・タン氏は、自身の経験と共に、著書を通じて日本の特性に合わせたプルラリティの考え方が必要であると強調しています。技術革新が進む現代において、社会的分断が進んでいるという問題を指摘し、テクノロジーと民主主義の共生を図ることで、相互理解を育む重要性を訴えます。

対立を恐れず、多様な意見を尊重することで、社会の結束を強める手法についても触れられています。著者は、対立が生まれること=ネガティブなことではなく、それを創造的エネルギーに変えていくことができると述べています。

出版に寄せて



著者たちは日本の特性や文化が、このプルラリティの精神と非常に親和性があると考えています。彼らは日本が未来の社会構築における重要な場所であると信じており、この書籍はその第一歩だと位置づけています。

著書には特別収録された「日本語版刊行に寄せて」というメッセージもあり、オードリー・タン氏が「真の調和は多様な声を束ねることにある」と語っています。

反響と期待



この書籍は発表と同時に予約オーダーが急増し、Amazonの情報社会カテゴリで1位に輝くなど、すでに多くの注目を集める一冊となっています。各界から寄せられる賛同の声も多く、著名人たちが次々とこの本の意義を語っています。

ダライ・ラマ14世や元台湾総統の蔡英文氏、イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏など、プルラリティの考えに賛同し、各自の立場から未来への期待を表明しています。日本でもこの理念が、地域社会の活性化や対話の拡充に役立つことが期待されています。

トークイベントの開催



また、著者によるトークイベントも予定されており、2025年5月11日(日)には、オードリー・タンとE・グレン・ワイルが登壇し、次世代の民主主義や日本の未来について熱い議論が繰り広げられる予定です。参加者は、著者たちの洞察とともに、新しい考え方を学ぶ機会となるでしょう。詳細情報は、公式サイトから確認可能です。

結論



『PLURALITY』はただの書籍ではなく、私たちが直面している現代社会の課題解決を目指すための実践的な道筋を示した一冊です。テクノロジーと民主主義が交わる日本の未来を共に考えるために、是非目を通したい作品です。


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会社情報

会社名
サイボウズ株式会社
住所
東京都中央区日本橋2-7-1日本橋タワー27階
電話番号

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