SuMPOがLCA算定開始
2025-01-14 10:45:18

サステナビリティの新基準、SuMPOが電気・電子製品のLCA算定ルールを策定開始

SuMPOが電気・電子製品分野のLCA算定ルールを策定開始



一般社団法人サステナブル経営推進機構(以下、SuMPO)は、東京都千代田区に位置し、サステナビリティに貢献するための取り組みを行なっています。このたび、同機構は電気・電子製品分野における製造企業及び業界団体20社と連携し、ライフサイクルアセスメント(LCA)の算定ルールを策定するプロジェクトを始めることを発表しました。

策定の背景には、電気・電子製品分野において環境への影響が顧客や規制当局から注目を集めている現状があります。LCAの透明性と有効性が求められる中で、国際基準に基づいた算定ルールの必要性が高まっています。SuMPOでは、既存の環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」において、ISO14025や関連する基準に準拠しながら、様々な電気・電子製品分野のPCRを運用してきました。これにより、企業は環境データをEPDとして公表することができ、透明性の高い情報が市場に提供されています。

新たに開始されるワーキンググループ(PCR-WG)では、国際規格IEC63366に則り、全ての電気・電子製品およびその部品を対象とした新しいカテゴリーのルール「Core-PCR」を策定します。このルールに基づいて、カーボンフットプリント(CFP)を含んだ環境評価が可能になるため、電気・電子製品の環境影響を多角的に分析できるようになります。

SuMPO EPDとは



「SuMPO EPD」は過去20年以上にわたり、エコリーフ環境ラベルとして始動し、製品に関する環境情報の透明性を提供するためのプログラムです。サステナブルな社会の実現に向けて、EPDの活用が促進されています。EPDは、環境に優しい製品を選択するための重要な指標となり、国際規格ISO14025に基づき世界中で適用されています。これにより、企業間や消費者とのコミュニケーションが円滑になり、環境負荷を削減するための取り組みが進められています。

PCR策定プロセス



SuMPOでは、PCRの策定プロセスも透明性が求められるものとなっています。利害関係者から成るワーキンググループを編成し、専門家の意見を集約して原案を作成、その後公開討論を経て、より高い基準に応じた最終案を作り上げる体制を整えています。

期待される効果



この新たなLCA算定ルールの策定は、サプライチェーン全体における環境負荷の削減に向けた強固な土台を形成することが期待されています。国際基準に基づく共通の手法を採用することで、企業は自身の製品に関する環境負荷データを正確に共有できるようになり、それによって競争力を強化することができるでしょう。

今後のSuMPOの取り組みは、持続可能な社会に向けた大きな一歩となることが注目されます。環境への配慮が求められる現代において、この取り組みがどのように進展するのか、引き続き監視していく必要があります。


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会社情報

会社名
一般社団法人サステナブル経営推進機構
住所
東京都千代田区内神田1-14-8KANDA SQUARE GATE4階
電話番号
03-5577-7578

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