山梨中央銀行、K2 Picturesの映画製作ファンドに出資
映画産業が地域活性化に寄与する設立へ向け、山梨中央銀行が株式会社K2 Picturesが運営する「K2P Filmファンド1号匿名組合」への出資を決定しました。今回の投資は、地域経済の振興や観光資源の活用を目指すもので、2023年10月に契約が締結されました。
K2 Picturesについて
株式会社K2 Picturesは、2023年8月に設立された映画製作会社で、代表取締役の紀伊宗之氏が指揮を執っています。K2 Picturesは「日本映画の新しい生態系をつくる」を企業理念に掲げ、映画製作を通じて文化と地域をつなげることを目指しています。2024年5月には本ファンドが立ち上がり、地域活性化に向けた多様な映画製作が進められます。
日本の映画市場の成長
最近のデータによれば、日本のコンテンツ市場の海外売上高は過去10年間で3倍に成長し、2023年には約5.8兆円になりました。この規模は、半導体や鉄鋼業界の輸出額を上回り、急成長を続けています。政府は2033年までにこの売上高を20兆円まで引き上げることを目標としており、急増する海外需要に応えるべく、映画産業が注目されています。
山梨県の魅力
山梨県には富士山や八ヶ岳、南アルプスなど、多くの自然美や観光資源があります。最近では、映画の撮影現場を観光名所とする「ロケツーリズム」が注目されており、山梨での映画撮影が地域のプロモーションに貢献する見込みです。そこで、山梨県内における映画撮影の誘致やプロダクトプレイスメントに力を入れ、地域経済のさらなる活性化を図ります。
地域経済への寄与
山梨中央銀行は、今回の出資を通じて地域経済をサポートし、観光地としての山梨県の魅力を発信することで地方創生に貢献していく方針です。地域社会の発展を促進するための取り組みとして、映画製作を通じて新たな雇用の創出や地域活性化を図ることが期待されています。
今後も、K2 Picturesが提供する多様な映画作品が、山梨県の観光資源を一層引き立てることでしょう。さらなる成長が期待される日本の映画産業と共に、地域の未来を切り開く新たな挑戦に期待が高まります。
会社概要
- - 企業名: 株式会社K2 Pictures
- - 代表者: 代表取締役CEO 紀伊宗之
- - 設立: 2023年8月
- - 所在地: 東京都目黒区青葉台1-11-16
- - 資本金: 492,142,000円(資本準備金含む)
- - 公式サイト: K2 Pictures