AIエージェント「AIto」に誤回答を検知する新機能が追加
最近、メディアリンク株式会社が提供するAIエージェント「AIto」に、顧客サポートをさらに高度化する新しい機能が追加されたことが話題を呼んでいます。この新機能は「QA不整合検知」と名付けられており、AIによるカスタマーサポートの精度を大幅に向上させるものです。
「AIto」とは?
「AIto」は、カスタマーサポートを自動化するAIエージェントであり、メディアリンクの生成AIサービスを統合した製品です。これにより、さまざまなサポートチャネル(チャットボット、FAQ検索システム、メールボット、ボイスボット)で共通のナレッジデータベースを活用し、顧客の質問に迅速かつ正確に対応します。
新機能「QA不整合検知」の詳細
「QA不整合検知」は、実際に「AIto」を利用している企業からのフィードバックを基に開発されました。この機能の最大の特長は、ナレッジデータベースに登録されているQA(質問と回答)の中から、同一の質問に対して異なる回答が提供されるケースを容易に特定できる点にあります。
特徴1: 誤回答リスクの低減
この新機能を活用することで、ナレッジデータに質問と回答を新たに追加した際に、回答が食い違うQAを素早く発見・修正できます。これにより、AItoがユーザーに誤った回答を提供するリスクが項目化され、結果として顧客満足度が向上します。
特徴2: ナレッジデータの運用効率向上
また、ナレッジデータにおける不整合を目視で確認する必要がなくなるため、データの運用が飛躍的に効率化されます。AItoは、単一のナレッジデータで複数の生成AIツールを運用できるため、取り扱うツールが多ければ多いほど、ナレッジデータの管理負担は指数関数的に軽減されます。
AItoが提供するサービス
「AIto」は以下の4つの生成AIツールを統合しており、各ツールの特性を活かしながら運用可能です:
- - AI型ボイスボット「AItoVoice」
- - AI型チャットボット「AItoChat」
- - AI型メール自動返信システム「AItoMail」
- - AI型FAQ検索システム「AItoFAQ」
料金体系
「QA不整合検知」は、AItoの標準機能として提供されるため、この機能を利用する際に追加料金は発生しません。すでに「スタンダードプラン」または「プレミアムプラン」を契約している方は、特に設定を行う必要もなく、この機能を活用できます。
さらなる機能拡充に期待
今回の機能追加にとどまらず、AItoは今後もさらなる機能の拡充を計画しています。顧客からの声を参考にしながら、ユーザビリティの向上を目指した製品の開発が進められています。また、日々の業務から自動でナレッジを収集する新たなAIナレッジエージェントも開発中です。
会社情報
メディアリンク株式会社は、ビジネスコミュニケーションに特化したシステム開発やコンサルティングを行っています。設立は2009年7月で、代表は松本淳志氏です。東京都港区に本社を置き、コールセンターシステムやチャットサポートツールなど多岐にわたるサービスを提供しています。
このように、メディアリンクおよび「AIto」は、顧客サポートの未来を切り開く存在であり続けています。AIによる自動化の利点を生かしつつ、より良いサービスを提供するために邁進している彼らの活動から目が離せません。