新たな健康革命:土壌から食へと繋がるエクソソームプロジェクト
東京と広島を拠点に、土壌微生物活性、国産野菜の栄養価、エクソソーム研究の3社が手を組み、共同で「EXO-Vegeプロジェクト」を発表しました。このプロジェクトの目的は、食生活を通じて健康を再生し、日常の生活に新たな価値を提供することです。
プロジェクトの背景
近年、農薬や化学肥料の多用により、土壌の健康が損なわれ、食物の栄養価も低下しています。例えば、1951年に比べて2000年には野菜や果実の栄養価が大幅に減少していることがデータから明らかになっています。そこで、土壌や食からアプローチを行うことで、より良い栄養供給が可能になると考えられています。
医食土同源とリジェネライフ
プロジェクトのテーマは「医食土同源」。これは、土が健康であれば食も良質になり、結果として医療への依存が減るという信念に基づいています。具体的には、土壌の微生物を活性化させることで、生命力豊かな食材を生育し、それを食べることで人間の健康に寄与します。この理念は、「リジェネライフ」と呼ばれ、健康な生活を再生するための体質改善を目指します。
食と健康の新たな展開
新しい食文化を創出するため、食物由来のエクソソームに注目しています。エクソソームは、細胞間コミュニケーションを担う重要な物質であり、食事を通じて体の健康に貢献する可能性があります。特に、土壌微生物によって育まれた野菜が持つエクソソームは、健康維持に大きな役割を果たすと考えられています。
プロジェクトの具体的な取り組み
この「EXO-Vegeプロジェクト」では、以下のような具体的な施策が展開されます:
1.
健康な土づくり:土壌微生物活性による健康な土を確保します。
2.
栄養保存技術:国産野菜を素材に非加熱・非凍結の粉末化技術を用い、栄養を損なわずに長期保存できる製品を開発。
3.
エクソソーム研究:食べ物から得られるエクソソームの含有量を調査し、その健康効果を検証します。
地球環境の再生へ向けて
「EXO-Vegeプロジェクト」は、食を通じて人々の健康だけでなく、地球環境の再生を目指しています。生活者一人ひとりが「医食土同源」の重要性を理解し、選択することで、持続可能な社会へのシフトが実現すると信じています。このプロジェクトは、単なる商品開発に留まらず、食文化の根本を見直し、未来の世代への遺産を築くための挑戦でもあります。
未来への展望
私たちは、健康と食の関係を深く理解し、食物由来の栄養を活かすことで、心身の健康を向上させる新しいライフスタイルの定着を図ります。食は私たちの生活の基盤であり、「土」から「食」への流れを通じて、持続可能な未来を取り戻すことが重要です。「EXO-Vegeプロジェクト」は、関係者すべてが共創者となり、明日の食文化を豊かにすることを約束します。*
『私たちの約束』と『私たちの技術』についても、次第に具体化が進み、プロジェクトの進展とともに、より多くの人々に新しい選択肢を提供していくことを目指しています。
このように、食べるエクソソームを通じて、我々は健康な未来を実現するために歩み始めています。