セブン-イレブンと東京ガスが脱炭素化に向けた連携協定を締結
2024年6月27日、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンと東京ガス株式会社、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社の3社は、脱炭素化を推進するための連携協定を結びました。この協定は、セブン-イレブンの事業と店舗を含むサプライチェーン全体でのCO2排出量削減を目指しています。
脱炭素化に向けた具体的な取り組み
まず、2024年3月より、関東エリアの約750店舗において、太陽光発電によるオフサイトコーポレートPPAスキームを導入し、東京ガスの発電所からの電力供給を受ける取り組みが始まります。この計画は、将来的に約2,000店舗まで拡大することを目指しています。
この電力供給は、三井物産プラントシステム株式会社が調達した10,000kWの太陽光発電と、東京ガスの発電所による電源を組み合わせたもので、環境価値とともに供給されます。これにより、各店舗のCO2排出量を実質ゼロにすることを目標としています。
サプライチェーン全体での協力
3社は、今回の連携協定を通じて、次のような具体的な項目に焦点を当てています。
1. 再生可能エネルギーの新規開発
2. 開発した再生可能エネルギーの最適な利用方法の確立
3. 蓄電池や水素等の技術開発・実証
4. 再生可能なガス体エネルギーの調達と技術開発
5. 食の価値提供やBCP(事業継続計画)向上に向けたサプライチェーンでの設備・サービスの開発
これにより、セブン-イレブンの店舗が持続可能なビジネスモデルを構築し、地域社会への貢献を強化します。
環境への取り組みの背景
セブン・アイ・ホールディングスは2019年5月に「GREEN CHALLENGE 2050」という環境宣言を策定し、環境負荷の低減を推進。東京ガスグループも2019年11月に「Compass2030」という経営ビジョンを掲げています。両社は「CO2ネット・ゼロへの挑戦」を共通の目標としており、それに向けた取り組みを深化させています。
結論:グリーン社会を目指して
セブン-イレブンと東京ガスの連携協定は、単なるビジネスの枠を超え、持続可能な未来に向けた重要な一歩を意味します。脱炭素化に向けた具体的な取り組みや技術開発を通じて、地域の環境負荷を低減し、次世代に豊かな地球を残すために、両社は共に前進していきます。今後の進展に期待が寄せられます。