iPEACE223が資金調達
2025-06-11 11:53:10

ゼオライト触媒技術で脱炭素社会へ、iPEACE223が資金調達を実施

ゼオライト触媒技術で脱炭素社会への道を拓く



iPEACE223株式会社は、画期的なゼオライト触媒技術を用いて、エチレンからプロピレンを製造する新たなプロセスの実用化を目指しています。その一環として、最近プレシリーズA2ラウンドにおいて約3億円の資金調達を成功させました。この資金は、三菱重工業やジクシスなどのパートナーシップを活用し、バイオマス原料を活かしたグリーンプロピレン製造技術の開発に充てられます。

バイオエタノールからのプロピレン製造



iPEACE223は、バイオエタノールから化学品原料であるプロピレンや燃料用のプロパンを製造することを目指し、独自の触媒プロセスを開発しています。この技術は、従来の石油化学原料からの製造手法に比べ、CO2排出量を大幅に削減できる可能性があります。具体的には、バイオマス由来の原料を使用することで、環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。

技術実証に向けた取り組み



同社は現在、神奈川県川崎市のテクノハブイノベーション川崎(通称:THINK)内にベンチプラントを設置中で、2030年までに技術実証を行う予定です。このプラントは、プロセス設計から運用までの全ての段階での検証を行い、実用化に向けた重要なステップとなります。

産業界との連携



三菱重工は、プラント設計・建設の豊富な実績を有し、iPEACE223のプロセスを支援します。また、ジクシスはバイオエタノールの調達やLPガスマーケティングでの協業を模索しており、特にバイオエタノールの効果的な流通に期待が寄せられています。

未来への貢献



iPEACE223は今回の資金調達を契機に、バイオエタノールを利用したバイオプロピレン製造技術の実現を加速させる方針です。これにより、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをさらに強化し、持続可能な未来を切り拓くことを目指しています。

会社概要


  • - 会社名:iPEACE223株式会社(iPEACE223 Inc.)
  • - 所在地:神奈川県横浜市緑区長津田町4259、東京科学大学すずかけ台キャンパス内R2B棟206号室
  • - 設立:2023年8月1日
  • - 代表取締役:瀬戸山亨
  • - 事業内容:バイオエタノールからプロピレンおよびプロパン等を製造する触媒プロセスの開発とプラントの設計
  • - URLiPEACE223


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会社情報

会社名
iPEACE223株式会社
住所
神奈川県横浜市緑区長津田町4259東京工業大学すずかけ台キャンパス内R2B棟206号室
電話番号

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