宮崎市で新たな起業家を育成する取り組みが始まる
株式会社ボーダレス・ジャパンが運営する「ボーダレスアカデミー」は、宮崎市及び一般社団法人宮崎オープンシティ推進協議会(MOC)と連携し、地域課題を解決する新たな起業家を育成するプログラム「ボーダレスオープンアカデミー in Miyazaki」を開始しました。これは、地域経済の変化に伴う新たな産業と雇用創出が求められる中で、地域に根ざしたイノベーションを生み出す人材の育成が急務であるとの認識から生まれた取り組みです。
1. 背景と目的
地域社会においては様々な課題が存在し、宮崎市でもそれらの課題に挑むための人材育成が求められています。ボーダレスアカデミーは、これまで全国で社会起業家を100名以上輩出してきた実績を基に、MOCとともに特化した育成プログラムを展開。地域課題を解決するための起業家たちを支援することを目的としています。
2. 連携の概要
「ボーダレスオープンアカデミー」では、以下の4つの柱に基づいたプログラムが予定されています。
1. ローカルスタートアップの発掘・育成
2. 地域企業のイノベーションの促進
3. 食産業や農業における革新と発展
4. 交流・共創の場の提供
これらはMOCの地域政策とも連動しており、宮崎から新たな挑戦者を生み出すことを目指しています。
3. キックオフイベントを開催
プログラムの開始に際し、2025年9月5日にMOCでキックオフイベントが行われ、約20名の参加者が集まりました。登壇者には、MOC理事である村岡浩司氏、株式会社ことろど代表取締役の田鹿倫基氏、そしてボーダレスアカデミー代表半澤節が名を連ね、地域での起業のポイントや求められることについて講演を行いました。この様子は翌日、MRT宮崎放送でも取り上げられました。
4. プログラム概要
このアカデミーでは、ボーダレスアカデミーがこれまでに培ったソーシャルビジネスのメソッドを活用し、地域の起業家や実践者がメンタリングを行います。具体的には、ソーシャルビジネスのコンセプトメイキングやビジネスモデル構築に関する4回の講座と成果報告会が実施予定です。
- - 秋コース:2025年10月開講
- - 冬コース:2026年1月開講予定
詳細はMOC事務局のページで確認可能で、9月16日19時からの説明会も予定されています。
5. 本アカデミーで得られるもの
参加者は、社会課題や地域課題を捉える能力を学び、持続可能な事業コンセプトを構築するスキルが得られます。また、各分野の第一線で活躍するメンターからの実践的なフィードバックを受けられると同時に、同じ志を持つ仲間とのネットワークを築くことができ、切磋琢磨できる環境が提供されます。
6. 募集概要
対象は、起業前または新規事業立ち上げ前、創業3年未満の事業者で、社会課題解決に挑戦している方々です。定員は各コース10名程度、費用は無料となっています。詳細はMOC事務局のページで確認でき、申し込みも同ページを通じて行えます。
ボーダレスアカデミーについて
ボーダレスアカデミーは、世界13カ国にて50以上のソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパンが運営する、社会起業家を育成するためのプログラムです。プログラムの詳細情報は
こちらから確認できます。
株式会社ボーダレス・ジャパンについて
2007年に設立されたボーダレス・ジャパンは、貧困や環境問題、教育、ジェンダーなどの社会課題をビジネスを通じて解決する企業です。2023年には新たなビジョンとして「SWITCH to HOPE」を発表し、社会課題を解決するための仕組み作りに挑んでいます。公式サイトはこちら:
ボーダレス・ジャパン
お問い合わせ
ボーダレスアカデミー事務局
メール:academy(@を入れてください)borderless-japan.com