愛知県の建設業界がDXを加速
創業70年の歴史を持つ株式会社永賢組(本社:愛知県春日井市)が、2025年2月より愛知県名古屋市にあるオープンイノベーション拠点「STATION Ai」のパートナー企業として参画することが発表されました。永賢組は、建築・土木・不動産業を営む企業であり、業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する重要な役割を担うことになります。
STATION Aiの目的と役割
「STATION Ai」は、ソフトバンクが運営する日本最大級のオープンイノベーション拠点であり、スタートアップの創出・育成を目的としています。2018年に始まったAichi-Startup戦略に基づき、2024年10月に名古屋市の鶴舞公園内で開業します。この拠点では、最大約500社のスタートアップと200社のパートナー企業が集まり、新しい技術革新が生まれることが期待されています。
永賢組が参加することで、業界全体の課題、特に労働力不足やDX化に取り組む姿勢がさらに強化されるでしょう。これにより、建設・不動産業における新たなビジネスモデルが生まれる可能性が広がっています。
永賢組の歴史的背景
永賢組は1955年に創業し、愛知県で70年の歴史を誇ります。現在は3代目の経営者、永草孝憲氏が代表を務めており、厳しい経営環境の中でも地域の未来を見据えた事業拡大を行っています。今期の売上は80億円、グループ全体で100億円の目標を掲げており、この成長を基に地域発展への貢献を企業の使命としています。
事業承継とDX推進
彼らは設立当初から地域の困りごとに対し、建設や不動産の各分野でサービスを提供し続けてきました。現在では、自社内に蓄積した経験とノウハウを生かし、業界全体のDX化を推進しています。さらに、「事業承継のM&A」にも取り組んでおり、地域の発展を事業の柱として確立しています。
展望と期待
「STATION Ai」では新たなビジネスとしての可能性を探る場として多くの企業が集まり、創出されるアイデアやサービスが注目されています。永賢組の参画により、DX化が加速し、建設・不動産業の未来を形作る新しい イノベーションにつながることが期待されます。
最後に、愛知県の「STATION Ai」は、日本国内そして国際的なイノベーションの中心拠点を目指す重要な場所になるべく進化を続けています。建設・不動産業におけるDXの進展が、地域の持続可能な発展へとつながることを期待したいと思います。