革新を目指す「アグリスタートアップフォーラム」
2025年7月12日、東京都大手町にある「さんさんラボ フューチャー」にて、日本農業新聞が設立した「アグリスタートアップフォーラム」(通称:アグらむ) の設立イベントが開催されました。このフォーラムは、農業の未来を担う学生たちや若手農業者を支援することを目的としており、特に農業系のサークル活動を行う学生に向けた「アグらむ活動助成」がスタートしています。
活動助成の詳細
「アグらむ活動助成」は、30歳以下の農業者や農業系の学生グループ、地域おこし協力隊員などを対象にしています。助成の用途は多岐にわたり、環境保護、農福連携活動、耕作放棄地の再生、地域の活性化、さらには起業活動などがあります。申請したグループには、1件あたり最大10万円の助成金が支給されるチャンスが与えられます。
申請期間は2025年8月31日まで。方法は簡単で、まずは「アグらむ新聞」のLINE会員に登録し、その後、特設サイトから申請書をダウンロードして提出するだけです。活動が終わった後には報告書の提出も求められます。優れた活動は「アグらむアワード」として表彰され、農業新聞にてその活動内容が紹介されることもあります。
特別講演でのエール
イベントでは、著名な作家であり「アグらむ」運営委員の佐藤優氏や、元農林水産事務次官の末松広行氏が特別講演を行いました。彼らは、未来の農業を担う若者たちに向けた熱いメッセージを送り、互いの活動を称賛しました。また、全国町村会副会長の田島健一町長や、JA全青協の北川敏匡会長も登壇し、地域の農業振興に向けた重要性について講演されました。
若者たちの生の声
さらに、実際に活動を行っている学生たちの報告も行われました。お茶の水女子大学の尾崎陽花さん、明治大学の中村夢子さん、東京大学の原まりこさんが、それぞれの農業サークルでの活動を発表し、他の参加者にも大きな刺激を与えました。これにより、多様なアイデアと情熱が新たな農業活動を生み出す土壌ができていくことでしょう。
応援団の存在
イベントには、俳優の永島敏行氏や全国農業高等学校長協会の一ノ瀬淳理事長といった応援団も参加し、さらに盛り上げました。彼らのエールは、参加者にとって大きな励みとなり、今後の活動への意欲をかき立てるものでした。
「アグりらむ新聞」は無料で登録でき、農業と地域振興に関する最新情報が届く貴重な情報媒体です。また、特別講演の映像も視聴できるため、農業に興味がある方にはぜひ登録をおすすめします。
このように、農業の未来を見据えた「アグリスタートアップフォーラム」は、若者たちの新しい挑戦を応援するための重要なステップです。これからの申請や活動から生まれる成果が、1つでも多くの地域や農業に貢献することを期待しています。