和歌山市の窓口体験調査会:市民目線での改善を目指して
和歌山市が目指す新たな市役所の形
和歌山市では、デジタル田園都市構想の一環として、「行かない市役所」と「書かない・待たない窓口」の実現を目指しています。これに伴い、窓口業務のBPR(業務改革)プロジェクトが現在進行中です。11月に開催される「窓口体験調査会」は、そのプロジェクトの重要な一環として位置付けられています。
この調査会の目的は、窓口業務の現状を把握し、改善を図ることです。市の職員が実際に市民に混じって手続きを行うことで、窓口の利用状況や手続きにかかる時間、待ち時間などを観察し、様々な「気づき」を得ることが期待されています。これにより、より良い窓口サービスの提供が可能になるでしょう。
調査会の詳細
実施日時と場所
調査会は令和7年8月27日(水曜日)の午前9時30分から正午まで、和歌山市役所本庁舎および東庁舎の1階、2階で実施されます。職員は、市民役として設定された家族構成に基づく手続きを行います。これには転入やおくやみの手続きが含まれており、実際の窓口で行われます。
具体的な内容
職員は市民として窓口を利用することで、具体的なプロセスを体験します。この時、来庁者や職員の動線、手続きにかかる時間、待機時間などを記録し、業務改善のヒントを探ります。職員が実際の窓口での体験を通して得た情報は、今後の窓口改革につながる重要なデータとなるでしょう。
来庁者へのお願い
調査当日は、和歌山市の制服を着用した職員が窓口にて手続きの記録や撮影を行います。このため、来庁者には一時的にご不便をおかけすることがございますが、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
未来の窓口業務に向けて
このような取り組みを通じて、和歌山市では市民がより快適に、そしてスムーズに行政サービスを受けられるよう、業務の見直しが進められています。今後はデジタル技術の活用が進むことで、さらに効率的な窓口サービスが実現することが期待されています。市役所の「行かない」文化が根付く未来に向け、私たちの市政も進んでいくことでしょう。
この窓口体験調査は、市民の声を反映した政策作りに貢献するための重要なステップとなることが期待されています。和歌山市はこれからも市民に寄り添い、改善を続けていく姿勢を大切にしていくかもしれません。