山梨中央銀行とスタメンの業務提携
山梨中央銀行が株式会社スタメンとパートナー契約を締結し、地域の企業支援に向けた新たな一歩を踏み出しました。この提携により、スタメンの提供する従業員エンゲージメント向上プラットフォーム「TUNAG」が地域企業に紹介され、より良い職場環境の構築が期待されています。
業務提携の背景
近年、日本では人手不足や高い離職率が問題視されています。企業の生産性を高め、従業員の定着を促進するためには、エンゲージメントの向上が不可欠です。スタメンが提供する「TUNAG」は、社内のコミュニケーションを活性化し、情報の共有を促進することで、多くの企業から支持を受けています。特に、自社の文化やビジョンの浸透に力を入れており、働く環境の改善に寄与しています。
その一方で、山梨中央銀行は地域密着型の金融機関として、企業再生や創業支援を手掛け、地域経済の健全な発展に寄与しようとしています。今回の提携は、両者が持つ強みを活かし、地域の企業を成長させるための戦略的な協力関係の構築を目指しています。
提携の内容と今後の展望
この提携によって、山梨中央銀行は「TUNAG」を地域の企業に積極的に紹介することが可能になります。これにより、企業は人材や組織運営に関する課題を抱えることなく、円滑な経営が可能となるでしょう。スタメンにとっても、これまで直販を中心としていた営業モデルからのシフトが進み、販路の拡大が期待されます。
提携はスタメンのパートナー戦略の一環と位置づけられ、多くの企業への「TUNAG」の導入促進が図られる見込みです。これにより、地域企業の成長を加速し、双方にとって互いの価値を高め合う結果が期待されます。
TUNAGについて
「TUNAG」は、業務の効率化を図るための各種機能を持ったプラットフォームで、従業員のエンゲージメントを高めることを目的としています。現在950社以上の企業で浸透しており、ユーザー数は約100万人を突破しています。
多彩な機能には、社内報や挨拶メッセージ、業務日報、社員自己紹介、社内教育用テストなどが含まれ、組織が解決すべき課題に対して包括的なアプローチが可能です。今後も、現場で働く人々の「働きがい」を向上させる機能の開発に注力していく予定です。
株式会社スタメンについて
スタメンは、2016年に設立され、HR Tech分野での成長を遂げてきました。代表的なサービスである「TUNAG」を中心に、多岐にわたるサービスを提供し、2020年12月には上場を果たしています。会社理念は「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」というもので、今後もさらなる発展を目指しています。
このように、山梨中央銀行とスタメンの連携は、地域経済への貢献とエンゲージメントの向上を両立させる重要な試みです。今後の展開に注目が集まります。