AIを活用した研修の未来を切り開くClassLab.
大阪を拠点にする株式会社ClassLab.(代表取締役社長:古屋敷 大樹)は、研修業務の効率化を実現するために、自社開発のAI音声対話システム「AIトレーナー」の導入を発表しました。これにより、従業員研修にかかるコストを実質0にすることが期待されています。まず、ClassLab.が開発に至った背景を見ていきましょう。
研修の課題
近年、事業の拡大とともに従業員数が急激に増加したClassLab.では、いくつかの研修に関する課題が明らかになりました。
1.
リソース不足:研修担当者が限られている中で、各研修生に対して1〜2週間のマンツーマン指導が求められていました。
2.
コスト増大:ロールプレイング一回のコストは2,000〜3,000円、さらに1日の総コストは約18,000円に達していました。
3.
品質のばらつき:異なる研修担当者による評価が影響し、研修生のスキル評価が不均一でした。
4.
スケジュールの制約:時間制約のため、さまざまなパターンの研修を行うことが難しい状況だったのです。
このような課題を解決するために、ClassLab.はAIトレーナーを導入しました。
AIトレーナーの特徴
AIトレーナーは、研修生が簡単に架電業務のロールプレイングができるAIツールです。以下の特徴があります。
実践的な研修
- - AIと音声対話を行いながらロールプレイングを実施。
- - 様々なトークスクリプトに基づく多様なパターンを学ぶことができます。
客観的な評価システム
- - トークスクリプトの遵守度やフィラーの検出など、研修生のスキルを分析。
- - 研修データをSalesforceと連携し、個別の進捗状況を把握できます。
24時間365日対応
- - AIトレーナーが待機しており、いつでも研修を実施可能。
- - 研修生の都合に合わせた柔軟なスケジューリングができ、繰り返し練習も可能です。
導入による効果
AIトレーナーの導入により、以下のような大きな効果が期待されます。
コスト削減
従来の研修にかかっていた費用が削減され、実質0に近づく見込みです。また、人的リソースに依存せず、多数の研修生に対応できる体制が整います。
品質向上・標準化
評価基準を統一化することで、公平な評価が行われるようになり、研修生のスキル向上にもつながります。
生産性向上
研修担当者が常時付き添う必要がなくなり、研修生が自らのペースで学ぶことができるようになります。これにより、研修に充てる時間を短縮し、実務への時間を増加させることが可能です。
今後の展望
ClassLab.では、さらなるAIの活用を模索しており、不備確認等の定型業務もAIに代替する計画です。最初は自社内での運用ですが、将来的には他の企業にも展開予定です。今後もテクノロジーを駆使して、顧客の満足度向上と業務効率化を進めてまいります。
会社概要
- - 株式会社ClassLab.
- - 代表者:古屋敷 大樹
- - 設立:2019年
- - 所在地:大阪府中央区材木町
- - ウェブサイト:classlab.co.jp