メタバース型枠トレーニング
2025-12-17 12:12:24

メタバースで建設技術を学ぶ新たな挑戦—型枠トレーニングの導入

メタバースで建設技術を学べる時代が到来



建設業界でもテクノロジーが進化し、VR(バーチャルリアリティ)とMR(複合現実)の技術を活用した新しいトレーニング方法が誕生しました。株式会社積木製作と株式会社大林組が共同で開発した「型枠メタバーストレーニング」は、実際の建設現場を模した環境で型枠組立を体験することができる画期的なシステムです。

型枠メタバーストレーニングの概要



「型枠メタバーストレーニング」は、埼玉県八潮市にある大林組の教育訓練校で導入される予定です。このトレーニングシステムは、受講者が必要な手順や注意点を理解するために、最大6名が同時に参加できる構造になっています。参加者は大型モニターを通じてビジュアル的に入力し、講師とインタラクティブにやり取りしながら学んでいきます。

実践的なトレーニングシナリオ



このシステムでは、型枠の組立作業を一連のプロセスとして体験できます。事前準備から柱、壁、大梁、小梁、スラブの組立て、さらには作業のまとめに至るまで、各作業をチャプターに分けて学ぶことができます。受講者は特定のチャプターを選択して学習することも、全体を通して実施することも可能です。

先進的な機能



このトレーニングシステムでは多くの先進的な機能が搭載されています。

  • - 講師機能: 講師はPCを通じて受講者の状況を把握しつつ、視点の変更やチャプターの選択、VR/MRの切り替えが行えます。
  • - 受講者機能: 受講者は図面を確認したり、型枠の運搬や設置、工具の使用をリアルに体感することができます。
  • - 重力切り替え機能: 受講者は重力のオンオフを切り替えることで、架構の設置時に共同作業の必要性が生まれ、より実践的な訓練を体験することが可能です。

振り返り学習



また、このシステムにはリアルタイムのフィードバック機能があり、受講履歴を保存し後から振り返り学習を行うことができます。これによって、知識の定着をより強固にすることが期待されています。

今後の展開



積木製作は、大林組との協力関係を基に、さらなるトレーニングプログラムの開発を進めています。これまでの「玉掛メタバース」や「コンクリート打設メタバース」の進化を経て、型枠メタバースでも安全に関する付加機能を追加予定です。これにより、より効果的な人材育成を図り、建設業界の課題解決に寄与する見込みです。

会社情報



株式会社積木製作は、東京都墨田区に本社を置き、2003年に設立されました。主にさまざまな業界向けのトレーニングプログラムを開発し、最新のテクノロジーを駆使した教育訓練を提供しています。今後も、より多くの教育機会を提供し、安全かつ効率的な施工を実現するために取り組んでいくことでしょう。

このように、メタバースを用いた型枠トレーニングが建設現場に新たな風を吹き込むことを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社 積木製作
住所
東京都墨田区江東橋2-14-7錦糸町サンライズビル9F
電話番号
03-6666-9220

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