OTC医薬品の未来を考えるPublic Affairs Healthcare Forum 2025
2023年1月27日、一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会が主催するオンラインフォーラム「Public Affairs Healthcare Forum 2025」が開催されました。フォーラムのテーマは「OTC医薬品へのスイッチがもたらす医療の未来」。本イベントでは、OTC医薬品の普及に伴う制度的課題や期待される社会的・経済的インパクトについて、各専門家による講演が行われました。
フォーラムの概要
冒頭では、協会理事の酒井光郎氏が日本パブリックアフェアーズ協会の概要と最近の活動について報告しました。その後、日本医療伝道会衣笠病院グループの武藤正樹氏が【生活習慣病治療薬のスイッチOTCのさらなる展開へ向けての提言】について講演しました。彼は90日リフィル処方における臨床研究を紹介し、OTC移行による潜在的な医療費削減効果が約1480億円に及ぶとの予測や、医療用薬とOTC薬のデータベース統合の必要性を提言しました。
次に、日本OTC医薬品協会の磯部総一郎氏から、OTC医薬品の普及を促進するための取り組みが紹介されました。具体的には、症状別の対処情報や生活者向けOTC医薬品データベースの充実、薬剤師による関連サポートの強化についての内容でした。また、有限会社飯島イイジマ薬局の飯島裕也氏は、薬剤師の役割として地域医療における健康相談機能や適切な受診勧奨の重要性を強調しました。
続いて、エスエス製薬の長岡秋広氏がED治療薬であるシアリスのOTC化に関する講演を行い、制度上の課題や正規品アクセス拡充の重要性について説明しました。
パネル討議の内容
パネル討議では、「OTC医薬品の普及拡大に向けた官民の取り組み」についてディスカッションが行われ、生活習慣病のOTC化拡大の是非や薬剤師の臨床推論能力向上について多角的な意見が交わされました。厚生労働省の紀平哲也氏からも、OTC医薬品の活用促進に向けた行政の取り組みが紹介され、今後の方向性が示されました。
今後の展望
日本パブリックアフェアーズ協会では、政府機関だけでなく市民や民間の知恵を取り入れたオープンな議論と政策検討を通じて、解決が難しい社会課題に取り組む考えです。今後の活動にも注目が集まるところです。
参考情報
日本パブリックアフェアーズ協会は、公共政策に関する幅広い専門家が集まり、地域社会の健康や医療制度に貢献することを目指しています。詳細な情報は公式ウェブサイト
こちらをご覧ください。