AI融合マーケティング
2020-06-01 13:00:12
フェイス・コムとIntelligence Design、AI技術を活用したマーケティングソリューションを発表
株式会社フェイス・コムとIntelligence Designが新たに共同で、先進的なマーケティングリサーチとAI技術を融合させたハイブリッドソリューションの提供を開始しました。このサービスは、商業施設やイベントの運営に欠かせない顧客理解を深めることを目的としています。商業施設やイベントでは、訪れるお客様の行動や属性を理解することが非常に重要であり、これにより最適なサービス提供や問題解決につなげることが求められています。
従来のフィールドリサーチでは、来館や来場数の把握に時間とコストがかかりましたが、今回の新しいソリューションでは画像認識AIを活用することで、リアルな顧客データを迅速かつ効率的に取得できます。このフィールドリサーチとAIの統合によって、顧客の来館理由や属性など、より深い理解が可能となります。また、商店街や地下街での来街状況の把握にも使用でき、活性化策を立案・実行するためのデータとしても役立ちます。
この新たなサービスにおける具体的な利用例として、従来の目視に頼った通行量のカウント業務をAIによって自動化することが挙げられます。これにより、人的リソースが必要だった単純作業から解放され、より高度な分析や戦略立案に時間をかけることが可能です。さらに、現場で撮影されたデータをもとにした顧客理解の深化により、マーケティング活動の質が向上し、売上向上や集客の増加に貢献します。
フェイス・コムの代表取締役である谷口一晃氏は、「今の時代、情報が容易になり、消費者のニーズが細分化している中、企業はそれに応じたサービスを提供し続ける必要があります。このハイブリッドソリューションは、現代のマーケティングにおいて最適な解決策を見つけるための手助けになると信じています。」と述べています。
一方、Intelligence Designの中澤拓二氏も、「私たちの提供する『IDEA counter』は、エッジカメラを使用して通行量を機械的に調査します。これにより、より少ない人的リソースで効率的なマーケティング戦略が可能になります。」と強調しています。
フェイス・コムは2005年に設立され、消費者と直接対話を通じてリアルなリサーチを実施しています。一方、Intelligence Designは2018年の設立以来、AI技術の社会実装を推進しており、ノンプログラミングで誰でもAIを活用できるプラットフォーム「IDEA」を提供しています。
両社の取り組みは、今後も進化し続け、より良いマーケティングリサーチおよび顧客理解の新たな地平を切り開いていくことでしょう。これにより、消費者とのより深いコミュニケーションを実現し、持続可能なビジネスの成長を支援することが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社フェイス・コム
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前1-5-8神宮前タワービルディング13F
- 電話番号
-
03-6635-0666