エクイニクス、NVIDIAおよびTogether AIと連携によるAI推論の加速
2023年9月、グローバルデジタルインフラ企業のエクイニクスが、NVIDIAとの長年にわたるパートナーシップを大幅に拡大し、企業向けの新たな分散型AI推論プログラム「Equinix Inference Exchange」を発表しました。これには新しく加わったTogether AIとの協業も含まれており、企業はAIをより効率的かつ効果的に活用できるようになります。
AI推論の必要性とその展開
AIの導入が進む中、企業は推論をどこで実行するかという選択が、そのパフォーマンス、コスト、ガバナンスに影響を与える重要な課題であると認識しています。Equinix Inference Exchangeは、AIの実験段階から実運用への移行を迅速にし、必要なデータやエコシステムへの安全かつ遅延の少ない接続を可能にします。
この新たなソリューションは、NVIDIAの検証済みのEnterprise Reference Architecturesと、Together AIの200以上のオープンソースモデルをサポートする推論プラットフォームを結集したものです。エクイニクスのグローバルなIBXデータセンターを通じて提供され、Equinix Fabricによってクラウドやネットワーク、他のAIプロバイダーとも直接接続されています。
主要なイベントでの発表
本ソリューションは、米国で開催された初のお客様およびパートナー向けイベント「Equinix Horizon」で正式に発表されました。このイベントは、エクイニクスの戦略や最新技術を顧客と共有する非常に重要な機会でした。同時に、グローバルなAI環境間の接続を容易にする「Equinix Fabric One」も紹介され、企業のニーズに合わせた柔軟な選択肢を提供しています。
CEOのコメント
エクイニクスのCEO、アデア・フォックス・マーティン氏は、「AIが企業のテクノロジー環境を劇的に変え、インフラに関する意思決定が将来的な競争力に影響を与える。NVIDIAとの協業は、AIを支える高性能なコンピューティング基盤を提供し、Together AIはオープンで自由なエコシステムを取り入れることで、企業の拡張性を確保します」と述べています。
NVIDIAやTogether AIの視点
NVIDIAのグローバルAIクラウドインフラストラクチャエコシステム担当バイスプレジデント、ラジ・ミルプリ氏は、「Equinix Inference Exchangeは、AI推論のためのグローバルなインフラを進化させ、企業がより近くでインテリジェンスを活用できる環境を提供します」と強調しました。また、Together AIの共同創業者でCEOのヴィプル・ヴェド・プラカシュ氏は、「オープンなAIこそが未来の鍵。エクイニクスとNVIDIAの協業は、選択肢を提供し企業のニーズに応えます」とコメントしています。
現代のAI推論環境の課題
企業のAI導入が急速に進む中、推論の実行場所が注目され、その選択が業績に直接影響を与える事例が増えています。企業はどのようにAIインフラを展開し、データやアプリケーションと接続するかを模索しています。
AI環境が複雑化する中で、エクイニクスは世界中に分散されたデータセンターや高度な冷却設備を整備し、企業が必要なサポートを受けられるようにしています。その数は77都市に290を超え、230のクラウドとの接続を含み、10,500社以上の企業が参与する中立的な基盤を提供しています。
柔軟性に富んだインフラ基盤の構築
Together AIはエクイニクスのエコシステムにおいて、オープンモデルの選択肢を企業に与えることで、AI展開の自由度を高めています。Equinix Fabricを通じたクラウドやネットワークへの接続により、企業に必要な推論環境を選択する自由と、迅速なトークン生成を支援します。
今後の展望
Equinix Inference Exchangeは、2027年第1四半期からの提供が予定されており、企業向けAI推論環境の進化を期待されています。また、企業が推論環境を構築する際に求められる効率性と柔軟性を満たすことが求められています。
今後、AIの活用がどのような形で進化していくのか、エクイニクスやそのパートナーによるイノベーションが非常に楽しみです。