音声AIプラットフォームRechoが3億円の資金調達成功
音声AIに特化したプラットフォームを展開する
株式会社Recho(レコー)は、
SBIインベストメント株式会社をリード投資家に迎え、シリーズAラウンドで3億円の資金調達に成功しました。この資金調達は、声に特化したAI技術を持つRechoがさらに成長できる基盤となります。具体的には、金融機関や行政機関といったより高度な組織への導入を進め、音声AI市場におけるプレゼンスを一層高めていくことを目指しています。
資金調達の目的
1. スケール展開への準備
Rechoは、2024年4月のサービス開始以来、企業との連携を重視しながら、特に厳格なセキュリティが求められる金融機関や行政機関への導入に力を入れています。これまでの経験を経て、高品質な音声AIプラットフォームの汎用化を進めるために、今回の資金調達が必要でした。今後は、より多くの企業にこのプラットフォームを提供し、スケーラブルな体制を構築していくとしています。
2. 戦略的パートナーシップの強化
SBIインベストメントとの提携により、音声AI技術の活用が進む中、金融業界に特化したプロジェクトがさらに強化されます。SBIグループが持つ豊富な知見とネットワークを利用し、Rechoのエンタープライズ市場での展開を推進する戦略が進んでいるのです。
3. 音声技術の自社開発
技術的課題が多いVoice AI領域。Rechoは創業以来、音声合成や音声認識などを自社で開発し、生成AI時代に最適化されたシステムを構築してきました。その結果、業種を問わず広く導入が進み、顧客体験の向上や業務効率化に貢献しています。
今後の展開
Rechoとしては、エンジニア組織の強化とプロダクトの汎用化が主な資金使途です。90%以上のエンジニア比率を誇るAIネイティブな組織で、技術の迅速な改善と高品質なサービスの提供を実現しています。さらに、Voice AIに関わる企業は広がりを見せており、Rechoもその流れに対し自社の技術提供を通じて信頼を築いていきます。
引受先のコメント
SBIインベストメントのキャピタリスト、北川智也氏は、「音声AI市場は急成長を遂げており、Rechoの高精度な技術とデリバリー力に期待しています」とコメントしています。新たな生成AIアプリケーションが人間の業務を補完しつつある中、Rechoの取り組みが注目されています。
会社概要
株式会社Rechoは、「Your 2nd Voice」をコンセプトに、AIによる音声プラットフォーム開発を行っています。独自の音声合成や認識技術を通じて、すべての人がよりリッチなコミュニケーションを実現するための環境を提供しています。
今後もRechoの挑戦から目が離せません。