「JAPAN共創BASE りろかる」の誕生
地域創生を目指す新たな拠点、「JAPAN共創BASE りろかる」が、クオン株式会社と株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)による共同企画として誕生しました。このプロジェクトは、日本の地域の魅力を再発見し、生活者やプロフェッショナル、企業をつなぐことを目的としています。
立ち上げの背景
クオンは、これまでに300社以上の支援を行い、国際特許を含むAI技術を駆使したファンコミュニティの構築に取り組んできました。茨城県鹿嶋市では、参加者が6万5千人を超え、ふるさと納税の額も劇的に増加しています。一方で、C&R社はプロフェッショナル・エージェンシーとして18の分野にわたり、全国のクリエイターとプロフェッショナルをネットワーク化。地域イベントの企画やライブ配信を通じて、その地域の魅力を発信してきました。
「りろかる」は地域と人をつなぐ
「りろかる」は「Re:Local」というコンセプトから名付けられ、地域との再接続、魅力の再発見、新しい価値の共創を目指しています。生活者は無料で参加でき、地元企業やプロフェッショナルと直接つながりながら交流を楽しむことができます。地元企業は月額37,500円で、小型コミュニティを開設できる仕組みも整っています。
地域コミュニティとの連携
プレオープン時点で、すでに茨城県鹿嶋市や福島県の4つの地域コミュニティと連携し、約8.5万人の参加者を見込んでいます。これにより、地域の活性化を共に推進し、生活者との対話を重ねていくことが可能となります。C&R社は、こうした取り組みを通じて、全国に広がる地域の魅力を発信することに力を入れています。
今後の展開
さらに注目すべきは、2024年8月に立ち上がる「日本、大好き!コミュニティ」との連携です。このプラットフォームを通じて、海外企業と日本の地元企業との直接的な交流が可能になり、インバウンド・アウトバウンドの双方を強化することが期待されています。
メッセージとビジョン
C&R社の取締役、後藤氏は「この構想では、AIの活用はあくまでサポート役であり、主役は各地域の人々だ」と強調しています。また、ゆるキャラグランプリ実行委員会の西氏からは、「『りろかる』は地域創生への持続的な取り組みへの第一歩」との期待が寄せられています。
まとめ
「JAPAN共創BASE りろかる」は、テクノロジーと地域の創造力を融合させ、新たな地域価値を生み出すための重要なステップとなるでしょう。今後の展開に目が離せません。