サイボウズが新たに始動した『プロセス管理設定AI』
2023年7月13日に、サイボウズ株式会社は「kintone(キントーン)」の機能を拡充する新たなAI支援ツール『プロセス管理設定AI』を発表しました。この機能の導入により、業務プロセスの設計がより効率的に行えるようになります。特に、専門的な知識がない方でも気軽に利用できる点が大きな特徴です。
直感的なプロセス設計の実現
新機能の『プロセス管理設定AI』は、kintoneのプロセス管理設定画面で使用でき、ユーザーが実現したい業務内容や要件を対話形式で入力することで、AIが最適な業務フローを自動提案します。この機能により、従来の複雑な設定作業が簡素化され、多くの業種で業務プロセスの理解が術取り組みやすくなるでしょう。
具体的には、ユーザーが自分の言葉で願いする業務内容をAIに伝えるだけで、AIはそれに基づいて業務フローを設計し、適切なプロセス管理の設定を提案します。これにより、業務プロセス設計に不慣れな方でも自然と実践的なワークフローを作成することが可能になっています。
特徴的な機能
この新たなAI機能には以下のような特長があります。
1.
専門用語不要で簡単な対話: プロセス管理の経験がない方でも、自分の言葉で業務のビジョンを伝えるだけで、AIが効果的にサポートしてくれます。
2.
業務に合ったフローの提案: AIは一般的な業務プロセスの考え方に基づき、具体的な業務に即した流れを提案します。
3.
フロー図を用いた柔軟な設定変更: 視覚化されたフロー図を見ながら、「こうしたい」という想いをAIに伝えることで、柔軟に設定を調整することができます。
4.
ワンクリックでの設定反映: AIが提案した内容をボタン一つで設定画面に反映させることができるため、手間無く作業を進められます。
利用者からの声
「kintone AIラボ」では、これまでに「検索AI」や「アプリ作成AI」なども提供してきましたが、プロセス管理設定AIの導入によって更なる利便性が期待されています。
・検索AIに対する評価は非常に高く、社内情報を効率的に活用するための期待が集まっています。設定が簡単なため、AIの初心者にも好評で、kintoneの利用促進にも寄与しています。
・アプリ作成AIでは、特に市民開発を推進する企業において、新たなアプリ作成者の発掘に貢献しているという声が上がっています。利用者が望む機能のさらなる拡充を求める意見もあり、サイボウズは今後もそのニーズに応えるべく開発を進めることでしょう。
kintoneの利用シーン
kintoneは、38,000社以上、特に東証プライム上場企業の約44%が利用する人気のノーコード・ローコードツールです。使いやすいインターフェースで、企業ごとの業務に合ったアプリを素早く作成でき、継続的な業務改善を実現してきました。
AIの導入により、業務効率化が一層進むとともに、全ての従業員が自分のペースで必要な業務フローを作り上げることができる時代が来ました。サイボウズの取り組みは、チームワーク向上や企業の生産性向上に繋がることでしょう。
詳しい情報は、
kintoneの製品サイトをご覧ください。