TXP Medical、国際規格認証を取得
TXP Medical株式会社(東京都文京区)は、新たに「ISO/IEC 27017」と「ISO/IEC 27018」というクラウドセキュリティに関する国際規格の認証を取得しました。これによって、同社が提供する救急医療情報システム「NSER mobile」は、国際的な水準に従った情報セキュリティ管理体制で運用されていることが第三者機関によって認証されました。特に、この認証は救急医療システムにおいて初めての取得となります。
ISO27017・ISO27018認証取得の意義
TXP Medicalは、日本発の急性期医療プラットフォームモデルを推進し、医療データの研究やエビデンス創出を通じて医療システムの革新を目指しています。具体的には、医療アウトカムの向上を図っており、クラウド上での医療情報の適切な管理と保護の体制が重要な役割を果たしています。
ISO27017とは
ISO/IEC 27017は、クラウドサービスに特化した情報セキュリティ管理策の国際規格であり、特にクラウド利用時のセキュリティリスクへの対策を明確に指し示しています。クラウドサービスを利用する企業が取り組むべき最良のセキュリティ管理策を提供することで、より安心してサービスを利用できる環境を整えます。
ISO27018とは
一方、ISO/IEC 27018は、クラウド上で扱う個人情報の保護に関する国際的規範です。この規格では、機微な医療データを安全に管理し、漏洩や不正アクセスを防ぐための具体的な管理措置が規定されています。
救急医療に従事するTXP Medicalには、特に重要な意味を持つ認証です。医療データは特に厳格な管理が必要とされるため、地方公共団体の情報セキュリティに関するガイドラインにおいても、第三者による認証の取得が求められています。また、救命現場では迅速かつ正確な情報が必要不可欠であり、TXP Medicalは「安全性と即時性の両立」を追求しています。
今後の展望
TXP Medicalは、今回の認証を受けて、セキュリティ体制の維持と向上に向けて全社的に取り組みを強化していく方針です。医療データで人命を救うことをミッションとして掲げ、現役の救急集中治療医が創業したスタートアップ企業として、医療の未来に貢献する姿勢を示しています。
企業情報
TXP Medicalが開発した基幹システム「NEXT Stage ER」は、全国の大病院83カ所で運用されており、救急隊向けの「NSER mobile」は、全国44地域で1200万人以上の人口をカバーしています。今後もデータに基づく急性期医療の発展を目指し、医療技術の革新を続けることで、さらなる高みへと進んでいくことでしょう。
公式サイト:
TXP Medical