うんち教室再開
2024-12-06 11:24:25

子どもたちに伝えるうんちの重要性とCSR活動再開の意義

うんちの生命力を知る「うんち教室」再開の意義



王子ネピア株式会社と日本トイレ研究所が共同で実施する「うんち教室®」が、2023年12月に石川県七尾市で低学年向けと高学年向けの出張授業を行いました。この活動は、排便の大切さを子どもたちに伝えることを目的に、2007年にスタートし、これまで約2万人の児童が参加した教育プログラムです。しかし、2020年のコロナ禍から活動が休止しており、5年ぶりに再開されたことに多くの期待が寄せられました。

児童が楽しむ「うんち王子」登場



授業の際には、日本トイレ研究所のスタッフが「うんち王子」として登場し、子どもたちの興味を引きました。王子はトイレットロールの使用方法、トイレの衛生管理、SDGsへの意識まで、多岐にわたるテーマについて楽しく教えてくれました。授業にはたくさんの児童が参加し、王子への挙手や質問が活発に行われ、場の雰囲気がとても明るくなりました。特にトイレットロールの実践的な使い方を学ぶセッションでは、児童たちが自分の使う分量を測るなど、学びを体感できる内容になっていました。

健康への理解を深める重要性



東湊小学校では、児童たちが排便をためらう傾向があることに対して、今回の授業の重要性が強調されました。教頭の中村教子氏は、子どもたちにとっての排便は自己の健康状態を把握する手段であるとともに、生活習慣の見直しも促進する良い機会だと述べました。「朝の水分摂取や栄養バランスを考えた食事、外での運動の重要性を教えていただけた」と子どもたちが明るく報告する姿が印象的でした。

被災の経験を通じて



特に印象的だったのは、授業を受けた児童の中に、能登半島地震の際の体験を振り返った声があったことです。彼は、「仮設トイレを使うのが嫌で我慢したけれど、うんちは我慢すると体に良くないと学んだ」と感想を述べました。このような経験を通じて、児童たちがより良い健康管理を意識し、自身の体についての理解を深めることは非常に重要です。

CSR活動としての意義



うんち教室はCSR活動として、子どもたちの未来を育む取り組みでもあります。NPO法人の代表、加藤篤氏は、「排便を通じて自分の身体に目を向けさせることが、日常生活を整える第一歩になる」と強調しました。また、関係者は、この活動が単に健康に留まらず、環境問題への取り組みや持続可能な社会を考えるきっかけになるとも語りました。

未来を担う子どもたちへ



王子ネピアの専務取締役、竹林義孝氏は、子どもたちが真剣に授業に取り組んでいる姿を見て感動したと述べ、「人と地球に優しい生活を送るためには、日常の行為である排便が重要である」と意義を再確認しました。

この「うんち教室」は、ただの授業ではなく、未来を担う子どもたちが健康意識を高め、社会の一員としての自覚を持つための学びの場なのです。再開されたこの活動が、さらに多くの地域に広がっていくことを期待したいと思います。

役立つリソース



授業で使用されたテキストやステッカーは公式サイトからもダウンロード可能で、家庭でも活用できるよう工夫されています。子どもたちが学んだことを家庭でシェアすることで、うんちの大切さが地域全体に浸透していくのではないでしょうか。

このように、「うんち教室」は教育、健康、環境の視点から、未来の子どもたちを育む重要なプログラムとして、これからの活動に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
王子ネピア株式会社
住所
東京都中央区銀座5-12-8王子ホールディングス1号館
電話番号

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