茨城県つくば市に新たな物流拠点「DPLつくば中央Ⅱ」着工

大和ハウス工業株式会社は、茨城県つくば市に新たな物流施設「DPLつくば中央Ⅱ」の着工を発表しました。この施設は、低温物流に特化したマルチテナント型の構造を持つ、地上2階建ての大型施設です。その敷地面積は60,400.59㎡、延床面積は74,043.69㎡で、最大8社が入居可能です。2025年11月20日に着工し、2027年6月30日の竣工を予定しています。

コールドチェーン対応の仕様

「DPLつくば中央Ⅱ」は、コールドチェーンの需要が高まる中で、冷凍食品や医薬品の保管に最適な設計がなされています。特に、1階には冷凍冷蔵設備を備えることができ、温度帯を5度からマイナス25度に設定可能です。この機能によって、様々な商品の温度管理が行えるため、クオリティを保った物流が実現します。また、庫内の有効高さを6.5mに設計することで、効率的な荷物収納が可能となります。

交通アクセスの優位性

「DPLつくば中央Ⅱ」は、東京都心からわずか約50kmの距離に位置し、圏央道「つくば中央インターチェンジ」からは1.7km、常磐自動車道「矢田部インターチェンジ」からもアクセスが良好です。このため、首都圏を中心とした広域配送の拠点として、高い利便性を誇ります。また、つくばエクスプレスの「研究学園駅」や「万博記念公園駅」からも近く、市内のコミュニティバスの停留所から徒歩わずか4分の距離です。

働きやすい労働環境の整備

新しい物流施設には、テナント企業の従業員が快適に働けるよう、駐車場や自転車置き場の完備はもちろん、保育施設も併設されます。これにより、仕事と子育ての両立を図りやすく、多様な通勤手段も選べる環境が整っています。153台分の駐車スペースが用意されているため、従業員はスムーズに通勤できるでしょう。

環境への配慮

「DPLつくば中央Ⅱ」では、環境に配慮した多くの設備を導入しています。屋上には太陽光発電システムを設置し、自家消費される電力は再生可能エネルギーとして利用されます。さらに、施設の省エネルギー性能は最高ランクの6つ星を取得予定であり、ZEB Readyの基準もクリアを目指しています。全館LED照明や節水型設備を導入し、持続可能性を重視した設計がなされています。