能登ヒバ採用と震災復興への取り組み
石巻工房が新たに「能登ヒバ」をラインナップに加え、この地域材を使用した家具を伊勢丹で販売することを発表しました。この取り組みは、東日本震災の影響を受けた地域の復興を支援するために行われているものです。
能登ヒバとの出会い
この新しい材質の採用は、能登半島震災の復興に貢献しようと模索していた中で出会ったフルタニランバーが提供する地域材「能登ヒバ」に基づいています。能登ヒバはその美しい木質と高耐久性から、無塗装のまま屋外でも使える特徴を持っています。また、この素材は石巻工房の定番商品である「The Originals」と非常に相性が良いとのことです。これにより、震災からのサステナブルな復興の手助けになることを期待しています。
フルタニランバー社長のコメント
フルタニランバーの社長、古谷隆明氏は「これまで、能登ヒバの丸太は価格が低迷していましたが、家具などでの高付加価値化により、丸太相場も上昇させていきたい」と述べています。また、山主や林業従事者への恩恵も考慮し、供給体制の安定化や再造林につながることを目指していると語っています。これにより、能登の復興に対する貢献が可能となるでしょう。
伊勢丹での販売イベント
新しい能登ヒバを使用した家具は、2024年12月18日から25日まで伊勢丹新宿店本館6階で開催される「Woset Winter Bazaar」にて販売されます。このイベントでは、Wosetとのコラボレーションによる子供向け家具も展開され、能登ヒバを使用したアニマルキットシリーズや初登場のDIYキットが販売予定です。さらに、特別色のRA birdや、能登ヒバを使用した什器も展示されます。会場では、オリジナルのカスタネットを作るワークショップも開催され、来場者に楽しみを提供します。
今後の展望
今後は、AA STOOLやISHINOMAKI STOOLなど、能登ヒバを使用した商品のラインナップをさらに拡充する予定です。地域材の活用を通じて、石巻工房は復興の一助となり、地域コミュニティの支援に貢献していく所存です。能登ヒバを使用した新たな商品ラインが、地域の活性化にどのように寄与するのか、今後の展開に期待が高まります。