ブロックチェーン新システム
2017-06-13 07:45:39
カウラとアトリス、ブロックチェーン利用記録管理システムを共同開発
新しい時代の「利用記録管理システム」
ブロックチェーン技術の進展により、様々な業界でのデータ管理が変革を迎えています。その中で、カウラ株式会社とアトリス株式会社が手を組み、特に自治体におけるデータの真正性と無改竄性を保証する「利用記録管理システム」の共同開発を進めています。両社はこのシステムの可能性に目を向け、PoC(Proof of Concept)検証を終え、最終的には実稼働システムとして導入することを目指しています。
提携の背景
アトリス社が開発する基幹業務において、ブロックチェーンによる処理結果の確実性が求められており、そのための技術としてカウラの提供するFactomが注目されています。これは、全国の自治体が職員のマイナンバーアクセスに関連したデータを扱う際に、その処理結果の安全性を確保する手段として位置づけられています。
Factomを用いることで、様々な記録、例えば貸付記録や医療情報、証券、保険といった重要文書の管理が分散的かつ確実に行えるようになります。従来の中央集権型のシステムに比べ、よりセキュアで信頼性の高いデータ管理が可能となるでしょう。
Factomとは?
Factomはブロックチェーン技術を基盤に構築されたフレームワークであり、データの真正性を確保するための強力なツールです。開発元であるFactom, Inc.は、特に解決が困難な問題においても、企業の成長を妨げるデッドストックを排除し、社会資本の有効活用を促進することを目指しています。この背景により、ブロックチェーン技術の重要性はますます高まりつつあります。
カウラとアトリスの役割
カウラは新たに設立された会社で、豊富な経験を持つ経営陣と意欲的な若手によって構成されています。新しいソリューションを提供し、企業改革を支援することを目指しており、特にブロックチェーン技術の導入に力を入れています。IoT分野やAI技術を取り入れることで、システムの有効性をさらに向上させる取り組みを行っています。
一方、アトリスは20年以上の経験を有し、深い業務分析ノウハウを有する企業です。業務システムの開発やアプリケーションの構築において多様な経験を活かし、顧客ニーズに応じた最適なシステム提案を行っています。両社の協力により、より安全で信頼性の高いデータ管理が実現され、新しいビジネスチャンスが広がることでしょう。
未来への期待
ブロックチェーン技術は今後ますます進化していくことが予想され、特に「利用記録管理システム」はその典型例となるでしょう。カウラとアトリスの提携によって生まれる新たなシステムは、公共業務の透明性を高め、安心感をもたらします。今後の実証検証を経て、実運用が始まることで、全国の自治体における業務の効率化と信頼性の向上が期待されています。
この取り組みは、ビジネス界だけでなく、地域社会にも大きな影響を及ぼすことでしょう。私たちは、この新しいステップがどのように未来を変えていくのか、非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
-
カウラ株式会社
- 住所
- 港区赤坂1-7-1赤坂榎坂ビル8階
- 電話番号
-
03-5545-5430